「ヒョン、ヒョン、マネージャーさんと子供達を連れて公園行ってきますね」

早朝。
爆睡する俺の耳元でチャンミンの声がする

眠過ぎて訳も分からず頷くと、玄関の閉まる音が響いた

俺は真夜中に帰宅して朝方ベッドに潜り込んだから、さすがに早朝なんて起きられない



どのくらい時間が経ったのかな
アルムの泣き声で目が覚めた

「ん...? アルム?」

寝室の部屋のドアは閉まってるのに、それでもよく聞こえるアルムの泣き声
アルムの声はよく通るんだ。
チャンミンに似たのかな

目を擦りながらリビングへ向かうと

「ヒョン、起こしちゃいましたか...ごめんなさい」

「全然大丈夫だよ。アルムどうした?」

「オムツ交換が嫌で逃げていくから捕まえたら泣き出しちゃって...」

そう。ハヌルとアルムがハイハイを覚えてから、オムツ交換は戦いなんだ。

仰向けに寝かせても、直ぐにクルリと寝返りをしてハイハイで逃走する。
オムツも履かずに逃げ回るんだ

「はいアルムちゃん。オムツ交換完了」

開放された途端、部屋の中をハイハイで動き出した

「本当に小さい怪獣ですね... 片付けても片付けても怪獣達が散らかしていくんです...」

「この前 来客用のスリッパを喰ってたぞ」

「あぁ、その前の日は紙おむつを袋から全部だされてばら撒かれました」

「まだハイハイの段階だろ? この先恐ろしいな...」

「歩き始めたらパワーアップしますね...。
ん!?  あれ? ハヌル!?」

「ぅわぁぁぁぁ!! ハヌル!!!」

ほんの一瞬目を離した隙に、ソファーの上に投げ捨ててあった財布から小銭を取り出して投げまくり。

「ちょっと待て待て!パパがそんなところに置いておいたのが悪かった! ハヌルくん返してね」

小さな手から財布を取ると、火がついたように泣き始めた

「ごめんごめん! ごめんねハヌル。パパとオモチャで遊ぼうな」

「ヒョン、そのまま少し遊んでてください。ご飯の準備します」

「あれ? そう言えば今朝、公園行った?」

「行きましたよ。 さっき帰ってきたところです」

「夢かと思ったよ。俺も行きたかったなぁ」

「起こしたけど爆睡してたから...」

「また俺も一緒に行く」

「じゃあまた 一応起こしてみますね」

ハヌルとアルム、喜んだだろうな
公園デビューしてから、すっかり公園が気に入った様子だったし。
2人の嬉しそうな笑顔が見たかった...
次は俺も絶対に行くぞ。


纒わり付くように俺の側を離れない二人
可愛くて可愛くてずっと見ていられる

「あんまりママを困らせるなよ~。まぁ...お前達の仕事は元気一杯遊ぶことだけどな。
でもな、ママが倒れるまで困らせちゃダメだぞ。ママはね、パパの大切な人なんだからな」

.......二人とも聞いてねぇ.....。
遊ぶのに必死だもんな。

もう少し大きくなったら、4人で手を繋いで歩けるかな
俺の密かな夢なんだ



続く...