ヤマト(日本)の心であり魂を持った存在。
『全員経営』を貫く、ヤマト運輸のすごさと底力。
クロネコヤマトの宅急便でお馴染みのヤマト運輸
先日、被災地で物資郵送に尽力するヤマト運輸の『緒方さん』という方をテレビで拝見した。
自らも被災者であり、今自身の仕事の役割、使命が自身を支えている。
と語られていた。被災地に見る実務を全うする、ヤマト運輸の存在と
セールスドライバーの方々の共有価値観と意思を眼のあたりにし、
企業理念に眼を向け、考え、とても胸が熱くなった。
改めて、ヤマト運輸という会社を知りたくなった。
いろいろと書籍を読むにあたり
共通して出てきたのが『全員経営』という言葉。
そして、この全員経営が30年以上も前から
会社に導入されているという、社会的軸足。
全員経営とは、全員が同じ経営目的に向かって同じ目標を持っていながら、
目標を達成するための方法は、社員一人ひとりが考えて実行するという手法。
宅急便を開発し、成功させた現法人の初代社長の小倉昌男さんは
全員経営について著書のなかでこう語っている。
『私は常々ヤマト運輸のセールスドライバーは、寿司屋の職人であってほしいと説いてきてた。
(中略)寿司屋の職人は、朝河岸から魚を仕入れ、それぞれ必要なかたちにさばいて支度をする。
お客が来れば今日のおいしいネタは何かを説明し、注文をとる。
適当に世間話をしてお客の機嫌を取り結ぶ。今はどの魚が旬かなどセールストークをしながら
次々と注文を受けていく。もうお腹が一杯だというお客に、梅じそなどのさっぱりした巻物を勧めて、
もう一つ食べさせる。お勘定、というお客に、金額を告げる。
職人のきっぷがよいからで、如才ない職人のいる店には、また行こうという気に、客の方もなるだろう』
(小倉昌男『小倉昌男経営学』/BP社)
ヤマト運輸の創業は、大正時代にまで遡り
第二次大戦前は近距離路線で成功した日本一のトラック運送会社となるが
戦後は、産業復興に合わせ成長した長距離路線の進出に遅れ、経営危機に陥る
二台目社長となった小倉氏は、
その『打開策』として業務多角化を『新しい会社の方向性』として打ち出す。
しかし、各事業は伸び悩み、基幹※業務の(※基幹[きかん]物事の中心となるもの。おおもと。)
商業貨物輸送の収益も悪化し、さらなる危機を決断により招いたとある。
そこで、『起死回生の策』として考えたのが『コストばかりがかかるから国営(郵便局)しかできない』
と業界から忌避※(※忌避[きひ]きらってさけること)されていた個人宅配市場
『打開策』の展開で打撃を受けながらも、
次いで打ち込む『起死回生の策』をもち、次の一手で市場展開に出る。
通常の商業貨物輸送の場合は、製造工業や問屋などの決まった場所から
決まったお店などに毎日のように出荷されるため、運送業者はその決まったルートで
一番効率的な方法を考えることが、利益を上げる最大のポイントでした。
そこでは全員参加の経営という『考え方』は不要でした。
配送トラックを運転する人、伝票を書く人、集金をする人と業務が完全に分かれていても、
各々がその仕事をきちんとこなせば、それで利益はあがるからです。
ところが、個人宅配市場では、決まったルートはまったくありません。
そこで、ヤマト運輸は、ハブ空港から地方都市に行くように、
配送ネットワークをあらかじめ構築して宅配するシステムに決断した。
また、そうした配送ネットワークは、従来のトップダウン型の組織では
うまくいきません。なぜならば、顧客一人ひとりの要望がまったく異なるからです。
自分の集めた荷物は、決まった場所に運送されるのではなく、送り先は青森や仙台、
はたまた鹿児島かもしれません。したがって、『何時までに集荷を終わらせて、
青森行きなら何時、仙台行きなら何時、鹿児島行きなら何時の運行車に積み込まなては
いけない』などと自分で考えながら仕事をしなければならない。
そうした仕事をこなすには、上から言われて動くようでは、とても間に合わない。
自発的に責任を持ち動かなければ、利益を上げることなどとても不可能となる。
だから、『全員経営』を行う必要がある。
小倉氏はセールスドライバーに対し、
『サッカーチームの優秀なフォーワードになれ』と
いうことも言われている。
そのために組織図の書き方も変え、一番上にセールスドライバーの名前を記入し、
一番下には支店長の名前を書いたといいます。
それまでの商業輸送では考えられないとされる、組織図のあり方を
『考えられるあり方と捉え』、実践しているのがヤマト運輸の組織図のあり方となっている。
全員参加の経営を行ったヤマト運輸は、宅急便導入後、わずか5年で採算ラインを超え、
いまでは最優良企業の筆頭となっている。
まさに、
被災地に立つヤマト運輸は
ヤマト(日本)の心であり魂を持った
存在ではないかと想う。
ps
先日行った、大雄山で
道了大薩埵(どうりょうだいさった)さま
天狗の姿見をした『商売繁盛』の機転を力添えする神様の
お札を書斎に飾ってみた。
この道了大薩埵の姿、ロックな感じで好きです。
intelligence making the world a better place.
映画も書籍も、目標は去年超
『本を読む時間がないのではなく、本を読まないから時間がない』
という言葉もあるこの言葉は間違いなく、真実です。
読書は『見えていないことが、見えるようになる』知能の体力づくりです。
4/2 現在25本【10年269本観了】【09年265本観了】【08年273本観了】
4/2 現在232冊【10年475冊読了】【09年402冊読了】【08年238冊読了】
【07年143冊読了】通算、1111冊(2010.11/8)、読了通過。
味方であれば心強く、敵に回したら怖い存在であれ。
というのを知能の信条としている。

