100年後、僕らはこの地球にいません。
人が死んだあとに残るものは、
集めたものではなく、
与えたものである。
by ジェラール・シャンデリー
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1000本の桜を植えた男の話
ある友人の話です。
一昨年の夏、私の父は突然亡くなりました。62歳でした。
あれから一年半・・・満開の桜を見るたびに父の笑顔を思い出します。
父は15年ほど前から、毎年60本ほどの桜を全国に植え続けてきました。
父の会社の経営がうまくいかない時期も植えました。
給料は半分まで落ち込み、4人の子どもがいる私の家庭では、
母が頭を抱えていました。
私は父に、
『桜を植えるお金があるなら、もっと家庭にお金を入れてほしい』と訴えました。
それでもまだ桜を植え続ける父に、
『いったい何のために、桜を植え続けているの?』
と、迫りました。
すると、父はこう言いました。
『人の命には限りがある。しかし、桜は私が亡くなったあとも生き続けるんだよ。
何百年も先の人たちまで、みんなを喜ばせることができる。
一年に一度、桜の木の下で、家族みんなが集まって笑顔になれるんだよ。
そして、自分の娘や息子たちに、『これはじいちゃんが植えた桜だよ』って言えるじゃないか』
父が亡くなってから、2年建ったある日、私は家族と三重県に出かけました。
そこでちょうどチューリップ祭が開催されていて、場内にはチューリプ以外に
桜をはじめたくさんの花が咲いています。
ふと脇を見ると、金のシャベルと銀のシャベル、そしてその横に、まだまだ桜の木とは
思えない、か細い木が2本植えてありました。
それを見た瞬間、10年前の父の言葉を思い出しました。
『この間、きんさんとぎんさんに記念の植樹をしてもらったよ。
自分で植えることも大事だけど、どうしたらみなさんに喜んでもらえるかって思ってね。
もちろん、おふたりのことをいつまでも覚えていてもらいたいし』
その木は、10年前、当時長寿日本一だった双子の姉妹、きんさん、ぎんさんに
父が植樹していただいたものだったのです。
桜の小さな木の前では、大勢の人が記念写真を撮っていました。
みなさんの顔をみると、そうなんです。
父が言っていたとおり、みんな笑顔なんです!
私も自分の子どもに言いました。
『これは、きんさん、ぎんさん、そしてじいちゃんの桜だよ!』
今年の3月。
父の思いを継いで、父の夢だった1000本目の桜を植えることができました。
今後も2000本めざして頑張っていきます。
父はまだまだ生き続けている。
桜を通して、人の心に生き続けている。
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100年後、僕らはこの地球にいません。
でも、あなたの与えたものは、受け継がれていくのです。
上記はひすいこたろう(著)
書籍『心にズドン!と響く「運命」の言葉』からの引用記録文章・アフォリズムです。
アフォリズムとは、物事の真実を簡潔に鋭く表現した語句。
自身で解釈・理解する為の記録・引用です。
上記文章には前後の文脈があり初めて本来の意味をなしえます。
ぜひ、実際に書籍を手に取り文脈を辿られ理解されることを推薦いたします。
上のお話は
本書文庫中263ページある数々の言葉
のたった2ページに収められている、
ぼくの好きな言葉でした。
たくさんの素敵な言葉が綴られています。
書籍の良さを伝えるには
触れる動線、情動を感じてもらうのが一番はやい。
この本は読みどころ満載の書籍・言葉でした。
映画も書籍も、目標は去年超え
11/23 現在200本【09年265本観了】【08年273本観了】
11/23 現在400冊【09年402冊読了】【08年238冊読了】【07年143冊読了】
通算、1111冊(11/8)、通過。
心にズドン!と響く運命の言葉 (王様文庫)/ひすい こたろう

¥620
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