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すご~~~~く面白かったです!!

 

スケールの大きさ、話の持って行き方のうまさ。人物像の描き方。
見せ場たっぷりで、これぞエンターテインメントな映画だと思いました。

 

今日は夫と一緒だったのですが、三国志に全く興味がなく「Part1」も見てないのに、
いきなり後編を観たのですが、面白かったと申しておりました!!

 

脚本のうまさが光っていると思いました。
オリジナルなストーリーを盛り込んだこの映画でしたが、自然にちゃんとつながりました。
細部にちゃんとつながるようなセリフが用意されてました。
きっと綿密に作られたのでしょうね。

 

『三国志』から独立した物語だと思えばすごく楽しめると思います。

 

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以下ネタばれあり


 

疫病が蔓延した曹操軍。
その死体を連合軍側に流し病気を広め、ついに劉備は兵と民のために撤退を決意します。
裏切り行為ともとれるこの行為。
ここもうまかったなぁと思いました。
曹操、周瑜、孔明、この三人に焦点をあてるため、どうしても役者が多いと話が散漫になってしまいますものね。

 

そして、後々の戦略に繋がっていきます。

 

“敵をだますにはまずは味方から”
本来なら黄蓋が鞭打たれてたシーンがこちらになったのですね。
黄蓋もしっかり登場してました。

 

劉備軍が持ち帰った矢の不足をどうするんだと孔明が責められ
「3日で10万本の矢を調達してみせる」と宣言し、
あの10万本の弓矢のシーンとなるのですが、話の持って行き方、うまかったです。
孔明が空をじーっと見ているところ。金城武の涼しげな眼差しの奥にきらりと光ってにやりと笑うところなんか、ああ実際の孔明もそうだったのかな?と思わせるシーンでした。

 

船の中、突き刺さる矢をものともせず悠々と酒を飲むシーン。あわてふためく魯粛のこっけいさ。
無数の矢がささった船団を見て驚く曹操。
あそこは、本で読むより数十倍も楽しめました。

 

私はこの『レッドクリフ』、味方同士の団結力を強く描いた映画ではなかったのかとも思いました。

 

冬至の時、団子をみんなで食べて結束を固めようとするところ。
小喬が曹操のところへ時間かせぎの為に出向き、
その失意の周瑜に慰めるかのように、みんながそれぞれ自分の団子をとりわけるシーン。
団結が伝わってくる力強いシーンでした。

 

曹操軍とでも同じ。
病に倒れた兵士に対し曹操が故郷に残してきた身体の弱い末の息子を案じるところ。
目に涙さえ浮かべ、兵士たちに一緒に闘って赤壁の土を持って故郷に帰るんだと鼓舞し、
その後兵士たちは力強く立ち上がり、後ろには馬が旗を翻して駆け抜けて行くシーンが一層、意気揚揚としたシーンとして盛りたてます。

 

曹操陣営と周癒側と交互に見せるところがまた良かったです。
両方の兵士を見せ、BGMが盛り上げ、いよいよ決戦の日となります。

 

敵陣に潜り込んだ孫権の妹尚香(デブ助)と千人兵士の隊長となったあの若者との友情のシーンは男くさい戦場にあって、ほのぼのあったかい友情を見せるシーン。
再び会った時に起こる悲劇。
あそこはじーんと泣けてきました。

 

孔明が魔法使いのごとく風が吹くのを言いあて、羽扇をさっと舞うと、
風が起こるシーン。森羅万象を知り尽くしている孔明ならではのシーン。
いや~、金城武、素敵でした!!

 

メインの「赤壁」での炎燃え上がるシーンは想像を超え、スケールが大きかったです。
ハンパな燃え方ではなかった。木の船団もすごくリアルだったし、
木で出来た船だからこそ、あんなに燃えるんだと見せるあたりもよく分かりました。
人が火だるまになり、船から落ちていくシーン。
これが本物の戦場の姿なんだろうな、恐ろしくも思いながら目をそらせない迫力あるシーンでした。
それまでに両方の兵士たちの姿を見ているだけに余計、胸に迫るものもありました。

 

両方にダメージを与える炎での戦場です。
周瑜軍がその前に家族へ当てた手がみをぽ~んと空に放り投げるシーン。
あそこを思い出し、またぐっと胸に迫ります。

 

中村獅童!!
彼の見せ場、十分にありました。彼のキャラが存分に活かされたシーン。
そこで「硫黄島からの手紙」を思い出してしまう私です。うるうる・・。

 

誰の為の戦争なのかー。

 

この映画の答えは

 

「民のため」

 

私の好きな(笑)諸葛孔明は幼い頃、街が曹操によって壊滅させられ無残にも殺されていく民衆の苦しみを目の当たりに見て、元はといえば、「民のため」に劉備に使えたのでした。

 

誰のセリフにも共通して出てくる言葉

 

「民のため」

 

Part1での新野での戦いの劉備が強く言った言葉でもありました。

 

小喬の美しさにほだされ、茶の話にまどわされる
人間臭い曹操の姿もありました。憎々しい曹操がちょっと哀れに感じられた瞬間でもありました。

 

まぁ盛りだくさんなエピソード満載な映画。
エンタメ性十分、泣けるシーンも行く度か。

 

今回の映画。
私は義理人情、友情というより、
これからの時代に必要なもの・・それは“団結”なのでは?とも思った映画でした。

 

80万の軍に5万の軍が勝利するに必要なもの。

 

団結力

 

明日への希望は、義理人情と団結力かもしれませんね。