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<性同一障害>自分の性に違和感を抱く人を<トランスジェンダー(TG)>というそうです。
(以下TG)
同じTGの主人公「プルートで朝食を」では、キトゥインの”愛”にたっぷり魅了されました。
今回のこの映画、主人公<TG>であるブリーはただただ、女性になりたいと願っている男性。
1週間後に女性に完璧になるための手術を控えている。
そこに実は息子がいたと発覚し、ひょんなことから、父親であることを隠したまま大陸横断の旅に出るというロード・ムービー

 

ブリーは世の中の偏見に傷ついており、息子トビーもまた、自分の家庭環境から麻薬中毒となり、
心に傷を抱えた二人の、ユーモア、笑いもあり、時には切なくなる物語。

 

ブリーが実家に立ち寄る場面があるのですが、偏見の塊みたいなブリーの母。
でも、ブリーは息子トビーと知り合い、旅によって息子に対する愛情に芽生え、
自分の母に立ち向かっていく勇気を得ます(ちょっとオーバーな表現だけど)。
親子の旅によって、
最初は、義務感でしか息子に接していなかったのが
息子トビーの、義理の父親によって傷ついていた心を知ったとき、
そして、母親に自分をなんとか理解して欲しいといった気持ち
そういった微妙な心が、この映画はユーモアも取り混ぜ見せてくれました。

 

女装して苦労している場面。
ドレスの下の男性の部分とか、トイレ、髭とか。
コミカルで笑えました。

 

私、この主人公が本当は女優さんだって、知らないで観てました。
声も低いし、顔立ちも、どっちつかずな感じだし、
途中で、なんでのどぼとけが無いんだろう、とか
この人は本物の<TG>なのでは、とかと思いながら。
それほど女優フェリシティ・ハフマンの演技はすばらしかったです。

 

心に傷を負って、役者を目指す息子トビー、ケヴィン・ゼガーズ は顔はハンサム。
クールな面にちらかせる、子供っぽい表情。
子供の頃愛用していたおサルのぬいぐるみを、手にしてる場面なんて、もう、愛しい。
これは、もう母親の気分で観てしまってました。

 

旅によって芽生える親と子の友情にも似た愛情。
とにかくぐっときます。
女性の気持ち、男性の気持ち、両方兼ね備えたブリーの息子への対応がとってもいいです。
頭ごなしに叱りつけることもなく、でも最低の所は厳しく。
世の父親たちにもぜひ見て欲しい。

 

最初から最後まで面白く、ユーモアもあり、そして教えられます。
常識にとらわれることなく、心のままに生きていけたら・・
でも、現実は厳しいのですが・・。

 

ぜひ、おすすめの1本です。

 

オフィシャルサイト→http://www.transamerica-movie.jp/