舞台が東京。
出だしがいい。
ハンサムな観光バス運転手のシンヤ(岡田准一)が朝食の菓子パンを食べながら、こづかい帳?を書き込んでいる。
ジューシージャムパン○○円。とろりマンゴージュース○○円。など。
冷たい缶コーヒー120円と頭の中で思っていて、間違って温かい方を買ってしまい、結局2本買うハメになるシーンで、コイツ ケチなクセにちょっと抜けてるなと思わせるシーンがいい。
この主人公、実は上司にパチンコの借金を肩代わりしてもらっていて、その上司から命じられて家計簿?なるものをつけていた。
100円均一で買ったという家計簿は、間違って買った「赤ちゃん記録」。どこまでコイツはアホなのか。後々、この性格が伏線となって生きてくるのだけど。
浅草で出会った寿子(宮崎)あおい)が、昔自分の母親鳴子(宮崎二役)が芸人の相方(伊藤淳史)へ持つ特別な想いをどうしても伝えたくて、母親が働いていたストリップ劇場に。
エリートサラリーマン(三浦友和)が歩道橋を駆け下りてくる男(西田敏行)に目を見張る。
ボロボロの服、長く伸びた髪の毛、両手には汚いスーパーの袋にボロイ傘。
どう見ても、体中から臭いを発散させているホームレスだ。
でも、サラリーマンは彼をモーゼと名づけ、自分もホームレスの仲間になろうとする!
唐突にいろいろなお話が並行して進んでいく。
それが、台風の日に一気にバラバラに見えた物語が繋がっていくというもの。
ネタがいっぱい詰まった映画。
広い東京でも、無関係に生きている人々がどこかで繋がっているかもしれない、
というなんか奇跡のような展開だ。
アキバでのオタクとアイドルとのお話だけは別次元で展開していくのだけど。
借金に苦しむ主人公がオレオレ詐欺をしようとするところなんか、イマっぽいなと思っていたら、
そこからが、物語は急展開していく・・・。家族の物語へと。
何度も泣きそうになり、心がほっこり温まる。
せっかくの下町のいい雰囲気で展開していった物語なのに、
ラストなんだかなぁ。という気持ちが沸き起こってもくる。
なぜかはネタばれになるので、遠慮しときます。(^^)
あり得ない物語でも、映画館という空間ではユメの世界なので、いいのだけど
泣きながらも、ついて行けない瞬間というものもあるものだ。
これは、ぜひとも原作を読んでみたい。
きっと彼らの気持ちが詳細に描かれているかもしれない。
映画では、どうしてもその辺を描くのが難しいと思う。
ちょっと不満も書いてしまったけど、面白いのも確か。
そのキャラに役者さんたちみんなドンピシャリとはまっているところもいい!
