ネタバレあり
監督・脚本 : 佐々部清 出演 : 伊藤歩 橋本香織 藤井隆 安川修平 鶴田真由 美里 奥貫薫 良江 井上堯之 藤村志保
いかにも場末の映画館といった感じだ。
切符切りのおばちゃん藤村志保が、お菓子のショーケースにいる。
昭和の映画館はみなそうだった。
椅子は固く、ドアは重く、映画館自体暗い感じだった。
私が初めて映画館に行ったのはディズニーだったと思う。
それから小学校の5・6年の頃40年代後半、「寅さん」を映画館で観たあの頃
「寅さん」は大入りだったものの、他はあまり大入りとは言いがたかった。
今はもう、その映画館すら無くなってしまった。
椅子は固く、ドアは重く、映画館自体暗い感じだった。
私が初めて映画館に行ったのはディズニーだったと思う。
それから小学校の5・6年の頃40年代後半、「寅さん」を映画館で観たあの頃
「寅さん」は大入りだったものの、他はあまり大入りとは言いがたかった。
今はもう、その映画館すら無くなってしまった。
この映画は、その前の映画が活気溢れてた頃、幕間芸人と言って
幕間に歌を歌った芸人がいて、その人を探して欲しいという一枚のはがきを
記者の香織(伊藤歩)が受け取って、取材をすすめていくうち
藤村志保の切符切りのおばさんから
安川修平(藤井隆)とその家族の事を知るようになる。
幕間に歌を歌った芸人がいて、その人を探して欲しいという一枚のはがきを
記者の香織(伊藤歩)が受け取って、取材をすすめていくうち
藤村志保の切符切りのおばさんから
安川修平(藤井隆)とその家族の事を知るようになる。
懐かしい昭和の時代もあれば、逆に辛い昭和の時代もひとそれぞれ持っている。
人によっては、思い出したくないと言う人もいるに違いない。
人によっては、思い出したくないと言う人もいるに違いない。
“幕間芸人”を演じる藤井隆がいい笑顔だった。
自転車で街を映画の宣伝をしながら走る姿。
それを影で支える奥さん。
だんだん、日本映画が傾き始め、“幕間芸人”も客から冷たくされリストラに。
奥さんは、いつも仕事の休みには娘を連れて劇場にやってきていた。
お弁当を持って。
彼の一番のファンがこの奥さんなのだ。
自転車で街を映画の宣伝をしながら走る姿。
それを影で支える奥さん。
だんだん、日本映画が傾き始め、“幕間芸人”も客から冷たくされリストラに。
奥さんは、いつも仕事の休みには娘を連れて劇場にやってきていた。
お弁当を持って。
彼の一番のファンがこの奥さんなのだ。
映画館を追われてからが、苦しい日々の始まり。
在日朝鮮人に対する差別という、あの当時本当に不遇な時代があった時代。
娘を捨てて、故郷に帰った父。
それを許せない娘。
娘を捨てて、故郷に帰った父。
それを許せない娘。
もう一つの昭和の姿がここにはあった。
それを、若い香織が取材しながら知ってゆく。
自分もまた、父とのちょっとした確執をかかえながら。
それを、若い香織が取材しながら知ってゆく。
自分もまた、父とのちょっとした確執をかかえながら。
あの頃の映画がスクリーンに映し出されるのだが、
私は勝新も、吉永小百合の若かりし時も、実際には映画館で観たことはない。
私は勝新も、吉永小百合の若かりし時も、実際には映画館で観たことはない。
「いつでも夢を~」とスクリーンから流れる歌声。
幕間芸人の修平が、ギターを弾きながら歌うその歌。
華やかなりしの当時。
それから、映画が黄金期からだんだん衰退していくように修平もまた・・。
幕間芸人の修平が、ギターを弾きながら歌うその歌。
華やかなりしの当時。
それから、映画が黄金期からだんだん衰退していくように修平もまた・・。
捨てられた娘(鶴田真由)が父を許す時、
自分もまた、嬉し涙が流れる。
自分もまた、嬉し涙が流れる。
年老いた父を、スパイダーズで有名な井上堯之が演ずる。
井上堯之の修平が歌う歌は、月日の重み、いろんな感情が含まれて
すごいなーと思った。
あの笑顔は、若き日の修平と重なり良かった。
井上堯之の修平が歌う歌は、月日の重み、いろんな感情が含まれて
すごいなーと思った。
あの笑顔は、若き日の修平と重なり良かった。
これまた、泣けるいい映画だった。
映画館を出た後も「いつでも夢を~」の歌が頭の中リフレインのように続いてちょっと困ったのだけど。
映画館を出た後も「いつでも夢を~」の歌が頭の中リフレインのように続いてちょっと困ったのだけど。
あのぎゅーぎゅーに詰まった映画館の幸せな時、それこそ「いつでも夢を!」だ。
