かなり楽しめた映画でした。
この映画は、それぞれのキャラがすばらしくたっているところが抜群でした。
原作のコミックは大真面目な劇画調でしたが、
映画は、一旦それをばらばらにして、昭和のティストをたっぷり振りかけて、
笑いと、歌の味付けをし、架空の舞台をつくりあげた。
笑いと、歌の味付けをし、架空の舞台をつくりあげた。
過去を三次元の世界に持ってきたような感じがしました。(意味不明ですか?)
冒頭の乱闘シーンにまず驚かされました。
妻夫木聡演じる太賀誠が西条秀樹の「激しい恋」を歌い、。(そういえば、昔の映画の主役は秀樹でしたね。
)
チンピラたちがそれにあわせて踊るシーン
妻夫木聡演じる太賀誠が西条秀樹の「激しい恋」を歌い、。(そういえば、昔の映画の主役は秀樹でしたね。
チンピラたちがそれにあわせて踊るシーン
あのシーンだけでもどれだけ練習したのだろうと思いました。
「ウエストサイドストーリー」を彷彿とさせられるような??なかなかな場面だったと思います。
全編にギャグ満載で、にたにた、くすくす笑えました。
いつもクールな誠がつぶやくツッコミがまた面白かったです。
誠への愛ひとすじの早乙女愛(武井咲)が、
「誠さん!あなたは本当は優しい人なのよ」とすがりついたり、目の前に立ちはだかったりします。
そのおかげで、誠は何度もますます“危険な目”に遭うことになる。
「誠さん!あなたは本当は優しい人なのよ」とすがりついたり、目の前に立ちはだかったりします。
そのおかげで、誠は何度もますます“危険な目”に遭うことになる。
「おめえのおかげでややこしくなるんだよ」
確かに(笑)
確かに(笑)
それでも愛はめげない。
子供の頃スキー場で誠に助けられた愛。
誠は愛にとって「白馬の騎士」なのだから。
子供の頃スキー場で誠に助けられた愛。
誠は愛にとって「白馬の騎士」なのだから。
純真そのもの。
誠の迷惑など考えず、とにかく「無償の愛」を捧げる愛が天使
にしか思えなくなってきました。
ちょっと天然だけど。
武井咲が歌う「あの素晴らしい愛をもう一度」
ここはこの映画の最高の見所のシーンかも。
とにかくかわいい!!
ここはこの映画の最高の見所のシーンかも。
とにかくかわいい!!
(映画未見の方!オフィシャルサイトで、見られますよ~。
18歳の彼女だからこそのかわいらしさでしょう。)
ブルジョアの愛が誠の為に、わざわざ悪の巣窟である花園学園に転入までするのですが、
花園学園の様子がまたすごかったです。
不良とスケバンの集まりで、授業などあってないようなもの。
花園学園の様子がまたすごかったです。
不良とスケバンの集まりで、授業などあってないようなもの。
一匹狼的存在の誠を集団でやっつけようとするのですが、
誠のすごさは、何人かかってこようが、ケンカにやたら強い。
ただ一人かなわない相手が、座王権太(伊原剛史)。
びっくりして笑えました。だって、伊原剛史(48歳!)ですからね。
「おっさんにしか見へん病。 オレ、かなりすすんでいる。」
と周りのチンピラたちにつぶやくのなんかおかしかった~。
と周りのチンピラたちにつぶやくのなんかおかしかった~。
彼がひと筋に想う女が高原由紀(大野いと)
彼女はツルゲーネフの「初恋」の本を小脇にかかえ、
暗く、無表情でどこか影があります。
歌う歌は「夢は夜ひらく」。無表情に歌うところなんか、ぴったりでした。
誠と由紀は悲しい過去を持つところがどこか二人に共通しているところがあるかもしれません。
誠を子供の頃に捨てた母親トヨ(余貴美子)を新宿の呑み屋で目にする彼。
呑んだくれて、客にからみ、何度も警察へつれていかれる母親の姿がありました。
歌う歌が「酒と泪と男と女」。
余貴美子がまたうまかった~~。
飲んで、飲んで、飲まれて飲んで~~。
酔っ払いの悲しさがにじみ出てました。
余貴美子がまたうまかった~~。
飲んで、飲んで、飲まれて飲んで~~。
酔っ払いの悲しさがにじみ出てました。
誠が荒れていた原因が、この母への愛と憎しみだったのですね。
最大の見せ場?(たくさんの見せ場がありますが)の誠と母のシーンがまた良かったです。
いや~、妻夫木聡と余貴美子の名演技の競演といった感じしました。
スケバングループのリーダー格のガムコ(安藤サクラ)
彼女がまた味がありました。
誠に窓から逆さ吊りにされながらも、彼への恋に目覚めてしまうガム子。
ちなみに、いつもガムをくちゃくちゃさせているからガム子なんですね。
権太に大怪我をさせられ入院している誠を見舞いに行くシーンなんか、かわいらしささえありました。
長い髪を振り回しながら、たっぷり悪の女を演じているかと思えば、時々見せる誠への恋心。
長い髪を振り回しながら、たっぷり悪の女を演じているかと思えば、時々見せる誠への恋心。
ガムを吐き出し、悪の世界から抜け出す決意をする時に歌う歌が
「また逢う日まで」
「また逢う日まで」
なんとなく「雨に唄えば」を思い起こしました。(多分それは、私だけでしょう。笑)
忘れてはいけないのが愛への愛(ややこしい)ひと筋な岩清水弘(斉藤工)ですね。
彼のセリフひとつ、ひとつが名言(迷言?)でありました。
「君のためなら死ねる」の例の名言の他、
「メガネを馬鹿にすると、メガネに泣くぞ」と意味不明なセリフまでぞくぞくです。(笑)
そんな彼にクールにツッコミを入れる誠。
苦境に陥った愛を助けるために誠に助けを求める岩清水に、
「愛のために死ねるんだろ。お前が行けよ」とボソっとつぶやく誠。
「愛のために死ねるんだろ。お前が行けよ」とボソっとつぶやく誠。
岩清水弘が愛に捧げる歌は「空に太陽があるかぎり」
いやいや彼の一途な愛にも胸打たれました(笑)
私はリアルタイム(といっても確か小学生頃)に原作のまんがを読んでましたが、
あの大真面目な劇画をここまで、雰囲気を壊さず、かつエンタメ風に仕上げてくれて
最後の名場面なんか、涙さえ。
やっぱり、中心にあるのが「愛」なんですね。
みんなそれぞれ、大暴れしながらも、胸にあるのが「愛」
今の時代、「愛」なんて言葉、こっぱずかしくって口に出して言えないですが、
この映画は堂々とそれをやって見せてくれました。
暴力的なシーンが多いから、この映画はオススメしていいのか分かりませんが、
グロいシーンはアニメをつかったりして、
さほど気にはならなかったですが。
昭和の歌の世界を楽しんで、愛の世界にどっぷりはまり、いろんな名場面の数々に楽しめた映画だったと思います。
ミュージカルといった風にはあまり感じませんでしたけどね。
しいて言えば、歌謡映画かな?
