前から行きたかった美術館。

バスツアーに組み込まれていて、ツアーに惹かれたうちの一つです。

 

星野富弘さんは、「愛、深き淵より。」(1981年)という本を読んで以来、ずっと好きな作家さんです。

銀座の「教文館」という本屋さんに行くと、星野さんの本や絵葉書など入手することができます。

星野富弘さんはクリスチャンです。

(教文館はキリスト書だけではなく、普通の本屋さんと同じです。絵本、児童文学書なども充実しており楽しい本屋さんです)

大学を卒業して、中学校の体育教師になるのですが、クラブ活動中の墜落事故により、頚髄を損傷。

手足の自由を失い、

入院中、口に筆をくわえて文や絵を描き始めます。

入院中、キリスト教の洗礼を受けます。

ひとつひとつの詩画からは、「感謝」の気持ちが強く伝わってきます。

母への感謝、妻への感謝、生きとし生きるものたちへの感謝。

口でくわえて描いたとは思えないほどの繊細な絵画。

一気に描く文字の美しさ。

どれほどの苦労をされてきたことか。

その陰にはお母さんの存在がありました。

今回の企画展は「かあちゃん」。

普通の田舎の農家のお母さんなのですが、息子への献身的な愛に泣かされました。

直筆の日記も展示されてあり、

星野さんの文学的才能は、お母さま譲りなのかな、と思いました。

星野さんの作品は、観るたびに心が洗われる感じがします。

私なぞ、手も足も動かせるのに、日々怠慢に生きていて、

感謝を忘れがちになります。

美術館は湖(草木湖)の湖畔に建てられており、喫茶店からの眺めはすばらしいものです。

今回はバスツアーのため、時間が限られておりゆっくりできなかったのが残念でした。

 

今度はのんびり珈琲を飲みながら景色も楽しみたいです。