北九州でお茶を教えて30年。とうりん茶道教室です。

 

抹茶は茶の木からできることは、以前述べました。

しかし、栽培方法が煎茶とは違いました。

さんさんと陽を浴びて育った新芽を摘む煎茶と違い、

茶摘みをする2~3週間前からおおいをして茶の木に

日が当たるのを防いで紫外線が届かないようにするのが

抹茶です。

 

そうすることによって、茶の葉のうまみや甘みが生まれ

抹茶になった時に円やかな味になります

煎茶と同じく摘んだ後は、蒸して発酵を止めて

乾燥させます。

そして、乾燥してパリパリになったところを

たたいて葉っぱの葉脈から葉の部分をはがします。

そうすることによって、葉の繊維が多く、口に残りやすい

部分を取り除きます。

 

細かくなった葉の部分を、最後に石うすで挽きます。

現代においても石うすを使っています。

これが抹茶=細かい粉末となる秘訣です。

 

今は工場で作っていますが、工場の中で

何十台もの石うすが回っているのです。

おもしろいですね。