日の切れ端 | 地獄のうみうさん。

地獄のうみうさん。

私の相方「ハシブトガラス」の
ツンデレ「うみうさん」は
今日も相変わらず
なんとなく残念です…(´;ω;`)

*書き物ついでの日記ですよw

気が向いたらどうぞ^ー^

 

 

「んじゃ、行ってくるよ。リハビリ頑張って。

って、お父さんは頑張り屋だから

頑張るの当たり前か。ははは。

私は外で時間を潰してくるよ。

何するって訳じゃないけど

ヘルパーさんが居る時、私は外出する決まりだしね。

一緒にいたいけど。ははは」

 

その効力は幾ばくもないけれど

少しでも父の力になればと

なけなしの言葉をかけて、

私は家のドアを閉める。

 

24時間見守り看護の父は、週2回

昼にヘルパー、その後にリハビリが入る。

その3時間弱が私の一人だけの時間だ。

 

築10年の割には随分と赤茶に錆びた階段を

音を立てずに降り、踊り場の辺り考え始める。

「図書館は駐車場に時間制限がある。

市民センターは知り合いに気を使う。

コメダやさかいコーヒーは私には正直お高い。

ドトールは街角ピアノがあるけど

今日は文章を書くつもりだから

ピアノにせっつかれたくないし…」

車に乗り込み行先への経路をイメージする。

 

「よし。今日はスタバにしよう。」

 

スタバ初心者の私は、トールとかグランデとか

謎の呪文はわからないので

「程よい大きさで…」とお願いする。そして

コーヒーが体に合わない私は、ハズレがないであろう

メニューの上から2、3番目に書かれた冷たい飲み物を注文し

カウンターに行き、懸命に頼んだメニューを作る店員さんに聞く。

「この飲み物は甘いですか?」

「あ、すみません!この飲み物は甘いです。

でも入れ直してスッキリさせることもできますが

入れ直しましょうか?」

 

とってもとっても一生懸命な店員さんに

私はついつい笑ってしまう。

「大丈夫ですよ。その作ってくれたヤツは

きっととても美味しいから」

「そうだと嬉しいのですが」

つられて笑う店員さん。

そうか。私は

書き物をするためのスイッチを入れるために

週2回、椅子と机を求めるけど

私が欲していたものは

それだけではないのだな。

 

「それにしても、ちょっと甘すぎるんじゃない?」

持ち上げたコップは時間が経ち

人魚のロゴが冷や汗を浮かべ

その汗はあの店員さんにも似て…

 

頑張れ店員さん。

あなたの一生懸命と

私たちお客の、ほんのすこしだけ背中を押す会話を

幾重にも重ね、血肉として

きっともっと素敵な店員さんになれるよう。

 

そんな、平日の午後

 

 

 

 

実際のところ、

俯いて必死だったので

ちょっとでも自信を持ってやっていけるように

声をかけてみたはいいけど

若い子に声をかけるキモいババァと思われたかもと

ちょっとだけ落ち込む私ww

まぁ、いいけどね^^;