2000年4月からスタートした介護保険制度。2006年の改正から、介護予防が介護保険の予算に組み込まれることになりました。
ここで介護を遠くで見ていたマッサージ師や柔道整復師、理学療法士でさえケアマネの資格を取るなんて風潮がおこり現在に至ります。
理学療法士が病院から離脱し、医師ではなく自分の判断でリハビリに取り組むことができ、「理学療法士なのに開業できる!?」という噂が、噂でなく本当になったのも今となっては懐かしいところです。
ところが、ここへ来て、大きな変革となってしまいました。
2015年の介護保険法改正により、加算を上手くとれない事業所は減収となり、さらに2018年の改正からは介護保険制度から、予防介護が完全に外されるとあって、すでに廃業、休業に追い込まれる事業所が後を絶たない現状です。
「そもそも福祉事業では儲からない。」
でも、やり方によっては・・・
と、経営コンサルタントに高いお金を出して、あるいは信頼できる先輩、有識者、友人にビジネストークで良いように聞かされ、ただ何となく介護業界に足を突っ込んでしまった方々。大変困っているはずです。
あの時「そもそも福祉事業では儲からない」と言われていたのに・・・
先日、学校への求人票に“デイサービスもやっています”なんて書かない方が良いと、求人担当の先生から助言をいただきました。
さらに在校生に授業をしている講師の先生方も、学生には「デイサービスをやっているとことは経営が大変だからやめた方がよい」と、ご伝授いただいているようで、若い純真な社員もそれを聞いてか聞かぬか、今まで大変だからって見向きもしていなかった「訪問(在宅)マッサージに興味を持ちました。」なんて言ったあげく、訪問(在宅)マッサージを思いっきり専門にしている会社に、何人も転職されてしまいました。
本当に困ります・・・
そもそも、訪問(在宅)マッサージで医療保険を扱えるまでには、多くの先生方が大変な思いをし、当時の企業が法の解釈をしっかり勉強し、あの手この手で今の状態を維持できていることは重々承知しております。
すごく良いことです。
しかし、理学療法士の訪問リハビリと違って、チーム医療(ケア)になかなか参加させてもらえていないマッサージ師が、訪問(在宅)マッサージだけで技術と知識、そして経験を積むのは、非常に時間がかかってしまい、管理者(研修担当者)がしっかりしていない限り、だれも見ていない中での(自分勝手の)、毎回同じことの繰り返しでは、ダメなマッサージ師になってしまうはずです。
だから、ほとんどの訪問(在宅)マッサージの会社は、勉強会ばかりして、その技術の共通点を見出す努力をしていると思います。
デイサービスはチームケアです。
その方にマッサージをする為には、家族、ケアマネージャー、他の医療・介護事業所との担当者会議を経て、通所介護計画書の中で、その方に立てた目標の内容から、どのようなケアをするかを共通認識の上で確定し、その経過を毎週1回以上確実に見ることができ、さらに3カ月に1度は運動機能検査の中で、その成果がわかる。
独り善がりは通用せず、自分のケアについての主張を他人に理解してもらわない限り、前に進めない。こんな仕事ですけど・・・
せっかくマッサージ師になったのだから、遣り甲斐のある仕事をした方が、ストレスが無く面白いと思います。自分が輝くと思います。
せっかく勉強した東洋医学的な知識も技術も、当然実践できます。医療保険の訪問(在宅)マッサージで、“脈が浮いている”とか、“気が滞っていて”なんてばかり言って治療していたら、保険診療では治療できなくなるのはお解りと思いますが、デイサービスでは、利用者様にそんな話をしても全然かまわないと思います。
そうは言っても、デイサービスのほかに、訪問(在宅)マッサージも、治療院でのマッサージもしているのですけど。
こんなことを言っている社長が経営をしている会社です。
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