2011年5月の茶会の様子です。 | 茶の湯日記

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和菓子、茶道、茶の湯

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 この茶会は、住職をはじめとした男性陣5人で切り盛りしました。
 最初に霊水を差し上げ、座禅、点心、茶礼、薄茶席を5人で何とかしましたので、それなりの忙しさでしたが、それぞれが出来ることをしていくことで、何とかなりました。
 多分、お客さんはゆっくりと過ごすことが出来たのではと思います。
 最後の薄茶席の床の写真です。
 不昧公時代の明かりでというのがテーマでしたので、こういう雰囲気になりました。
 お軸の字は「関」。
 立派な字です。
 お寺でしかこの軸は掛けられない大きさです。
 花は芍薬。花入は、ものすごくいいものでした。やはりお寺さんはすごいですね。

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 そして、和蝋燭の明かりは、いい雰囲気です。
 この揺らぎが良いですね。
 和蝋燭は消すときには、注意が必要であることが分かりました。
 下に新聞紙でも敷いて消さないと、畳が汚れますね。

 茶席が終わった後は、本堂の窓を全て開けて、薄闇の世界から、霧の世界へ誘導します。
 薄茶席を出たあと、皆さん「あぁ」と声をあげて、感動されていました。
 茶室から出るとき、こういう具合に光を工夫すると新しい感動を生むのでしょうね。

 お客さんを送り出してから、この席で、みんなでゆっくりとお茶をいただきましたが、本当に、楽しい時間でした。
 茶会が終わった後の、こういうお茶をいただきながらの会話は楽しいものです。
 薄茶は、柳桜園さんの「珠の白」でした。言うことなしですね。