こんばんは。
仕事をしていると、同じようなことを聞かれることがあります。
今日は薬のこと。
血圧やら、抗凝固剤やら、沢山の薬を内服している
患者さん。
今、血圧も安定しているし、
体調も良いし、
それなのに、
死ぬまで飲まないといけないのかしら?
一つ減らすとか出来ないかしら…と。
今の組み合わせで、血圧も安定して、
体調も良く過ごせているんだと思うんです。
なので、辞めたら、血圧が上がったりする可能性もあるし、
抗凝固剤を辞めたら、何処かの血管内で詰まる可能性もあると思う。
今の薬の内容でバランスが保たれてると思うから、
そのバランスがほころびると、
体調が崩れる可能性もあると伝えてました。
その患者さん、担当医にも同じ事言われた…と言ってました。
それでも…と。
なので、このまま体調が良く過ごすか。
体調が崩れて、最悪のこともあるかもしれない、
それでも止めるかの究極の選択ですね
…と、私は思いますと伝えました。
そして、糖尿病で内服中の患者さん。
血圧が上がって、降圧剤も内服に。
降圧剤を内服し始めたら、
一生、内服しないとならないのか?
下がったら内服しなくても良いのか?…と。
それは、医師の判断になるけど、
血管にとって、血圧が安定してないのはリスクがある。
なので、血圧を安定させるために内服する必要があるのです。
血圧が高くなると、血管に圧がかかって、
血管に傷がつき、動脈硬化を早めてしまい、
梗塞や出血につながる。
それが、脳なら脳梗塞や脳内出血
心臓なら心筋梗塞。
どちらも、私なら嫌。
そして、祖父の話をしました。
私の祖父。
49歳で脳溢血になりました。
その時代は脳溢血は動かしてはいけないと、
職場で倒れ、1か月、職場の仮眠室みたいな所でいたみたいです。
その後、右に麻痺が残り、93歳までそのまま。
私が知ってる祖父は麻痺でも、掃除機かけたりしてましたが、
家にいる人でした。
45年近く麻痺での生活。
母は本当なら高校に行きたかったけど、
ままならず、集団就職で埼玉の工場に就職したと。
そんな話を聞いて育った私は、
今の時代なら、麻痺にはならなかっただろうな、と思うし、
治せる薬なら内服するし、
必要な薬なら内服するし、
必要な検査なら検査するし…の人です。
内服、検査をしないで悪化させて、
祖父のような麻痺とかにはなりたくない。
どうせ、生きるなら元気で生きてたいから。
どこまで、その人に伝わったかは分かりませんが、
医師が提示する事は必要な事。
それに疑問に思うなら、しっかり勉強すれば良いけど、
嫌悪感とか、噂話を鵜呑みにして、
拒否るのは、
私には言わせたら、もったいない。
もったいないは、命にです。
お金ではないです。
治療したら、しないよりは、きっと元気で長生き出来るだろうから。