DTMのフリーソフトとして使えるプラグインで種類が多いのは、VST規格のプラグインです。
理由は、Windowsパソコンで使う事が出来るのがVST規格のプラグインだからだと思います。
DTMで曲を作っていく時に、ミックス作業も行っていくのであれば、コンプレッサー系のプラグインは必須になるでしょう。
コンプレッサーで個人的にお勧めしたいのは、「TDR Feedback Compressor II」というコンプレッサーです。
このコンプレッサーはかなり機能性が高く、「Threshold」の値もかなり幅広く設定できますし、Peakの設定などもかなり色々な種類があって、Attackを調節しやすいです。
- ReleasePeak
- Release RMS
特筆すべきは、この二つのパラメーターが備わっている事だと思います。
少し調節するのが難しいパラメーターではありますが、これらのパラメーターを上手く調節できるようになれば、コンプによる奥行き感の調節や、コンプによるアタック感を強調したバスドラムなどを作れるようになります。
マルチバンド系のコンプはマスタリングに便利
コンプレッサー系のプラグインでマスタリングに利用すると便利なのが、マルチバンド系のコンプレッサーです。
マルチバンドというのは、言葉のとおり、複数の周波数帯域に分けて圧縮する事が出来るコンプレッサーです。
マルチバンドコンプレッサーでおススメなのは「5ORCERY」というVST規格のプラグインです。
このマルチバンドコンプは、五つの帯域に周波数を分けて圧縮できるので、マスタートラックにスペクトラムアナライザーをインサートして、マスタートラックの周波数バランスが悪かったりする場合や、音圧を上げるために周波数帯域を均等に整えたい場合などに利用すると良いと思います。