これも子どもが生まれる前の話になります。お暇な方はお付き合いください

(*・ω・)*_ _)ペコリ


ムスコンは孫が生まれるまで毎年大晦日から元旦まで息子夫婦をムスコンハウスに泊まらされていました。


これは結婚して3年目の大晦日のことです。


大晦日の数週間前から「今年の大晦日は寿司を作るわよ❗」とムスコンは張り切っていました。


でも私は毎年年末年始をムスコンと過ごすことに限界を感じていました。


飯はまずいのにおいしいって言えと誘導されるし家は寒いし話はつまらないしすぐに食ってかかられるし寝室にまで乗り込まれるし歯磨きのタイミングまで命令されるし息子を彼氏扱いして色めいてるし私のことは何でも否定するから本当に関わりたくなかったんですムキー


ムスコンは


「仕事で寿司を作る入れ物をもらってくるからそれで寿司を作るわね❗あと友達からうにをもらったからうにの寿司にするわよ❗」


と張り切っていました。


私はうにが好きですラブ


でもムスコンの息がかかったうになんて食いたくありませんムキー


何よりも今まで価値観が違うのに散々距離を詰められて嫌な思いをしてきたのでこれ以上ムスコンとは同じ時間を過ごしたくなかったのですムキームキームキー


「私は大晦日は6時まで仕事だからあんたら昼にはうちに来て待っていなさいねーおねがい


かなりムカつきましたがいくら断っても言いくるめられるだけなので私は観念して大晦日にムスコンハウスに行きました。


道の途中でハイエナに


「ね~、ムスコンさんに手土産を持って行こうよニヤリ


と言ってお店に寄ってもらいました。


私はそこで缶ビール6缶とつまみと惣菜を大量に買いましたキメてるもちろん自分用です。


そして私は午後4時からムスコンハウスに上がり込みまずは洋間に暖房を入れてテレビをつけました。


そして惣菜とつまみを広げて一人で飲み始めました笑い泣き笑い泣き笑い泣き


大晦日に義実家へ呼ばれて義母の不在時に一人で酒盛りをする反抗期の嫁笑い泣きだってもう姑孝行なんてしたくないんだもんムキー


ハイエナにもビールを勧めましたが「俺はいらない」と言って飲みませんでした。でも惣菜は食っていました。


ハイエナはテレビを見ながら寝ました。私は一人酒を堪能しました。


ムスコンは六時半ごろに


「ただいまぁ~😍🏠🎶」


と意気揚々とした声で帰って来ました。


そして笑顔で洋間のドアを開けてビール缶が散らかっているテーブルを見るなり笑顔が消えて真顔になりました🤣



「あんたら昼から飲んだのっ?ムキー


りんご「はーい、おいしかったでーす♥」


「あんたら昼から飲んだら駄目よ❗ムキー


「はーい、すいませーん♥(おまえに呼ばれるのがもう嫌なんだよ)」


「ほら缶をよこしなさい❗みっともない❗ムキームキームキー


「はーい、すいませーん♥(うるせーバーカ)」


ムスコンはキレながら空き缶を回収していきました。


そして台所で汁を温めると私とハイエナを呼んで白くて薄くてペラペラなプラゴミのようなものを見せてきました。


中には握り寿司の型がいくつもついていました。えっ、これは一体何?


「これは会社で寿司を作るときに使った型なんだけど今日もらってきたのよ❗この箱に入れて持って帰って来たわ❗」


箱には


取るな ムスコン


と名前が書かれていましたゲローゲローゲローゲロー


一体誰がこんなごみを取ると言うのでしょうか?


「これで今から寿司を作るわよ❗」


いやいやそれは気持ち悪いですよ。


だってペラペラのプラだし会社で寿司を作って洗わずにそのままむき出しで段ボールに入れて持って帰ってきたんでしょう?



それにすし飯を入れて食わされるだなんて嫌だムキー


料理の専門家を気取るなら寿司ぐらい自分で握りなさいムキー


すると黙っていたハイエナが


「おかんこれは汚いで❗使わない方がいい」


と言いました。


しかしムスコンは


「会社で使ったものだからキレイよ❗」


と言って譲りません。


「ほら❗ちゃんとうにだって用意してるんだから❗」


ムスコンが出してきたのは生のうにではなく


瓶に詰められた練りうにでしたゲローゲローゲロー


ごめんなさい。大晦日にうにの寿司を出してくれると言っていたからてっきり



(画像お借りしました)

こんなのを想像していたんですがまさか瓶詰めの練りうにを塗りたくったお寿司だとは思いもしませんでした。


りんご「ムスコンさん。私もそれは汚いと思いますよ」


「せっかくもらってきたのに何を言うの❗ちゃんと友達にも持って帰るって言ったんだから❗」


さっぱり意味が分かりません。


「おかん汚いで❗そんなもんで作った寿司なんか食いたくない❗」


「私も嫌です❗」


「まあ何よ❗せっかく大晦日にあんたらにうにの寿司を食べさせようと思ったのに❗」


ムスコンは諦めたのかうにの瓶詰めを引っ込めました。


確かに息子夫婦にいいものを食べさせたい気持ちがあったのかも知れませんがちょっと品がないラインナップだなと思いました。


やっぱりこういう時に育ちって出ますよね。私も育ちが悪いからよく分かりますよ~。



結局その日は年越しそばとあら汁と煮物が出されました。


次の日は早起きして温泉に行きました。


以上、ある年の年越しのお話でした~。