もうすぐお寺で供養祭があります。案内の封書が届きましたがハイエナは見向きもしません。
ハイエナはパパンとママンとグランマには大層大切に育てられたと言うのに大事にしようとは思わないようです。きっとムスコン達はあの世であんなにハイエナに尽くしたのに粗末にされてると言って泣いていますよ。
コロナ禍の間檀家はお布施だけ納めてお経をあげてもらう感じでした。それなのに今年からまた供養祭に参加できるようになりました。
これがまたしんどいんですよね…
まずお説教が長い。ありがたく聞かないといけないんだろうけど長いから疲れる。
次にお経が長い。
トータルで半日潰れる。
周りはお年寄りばかりで私と同世代の人はいない。
ムスコンを弔った坊さんは私を見ると「えっ、来たの?」と驚いた表情を見せます。私は場違いなんでしょうか。
ハイエナはムスコンから供養祭の大切さを聞いていないらしくよくわからない行事だと言っています。もしかしたら参加しなくてもいいものなのかも知れません。
どうやらムスコンはハイエナにあまり先祖を供養する大切さを教えなかったようです。
ハイエナは死んだらそれっきりだと言っていたしムスコンは大姑と夫に霊供膳を供えなかった。
墓参りも葬儀もムスコンがやってハイエナには何もやらせなかった。そんなハイエナがいきなりご先祖様を大切にしましょうと言われても無理な話です。全ては親の育て方です。
いつだったかハイエナがおかんの墓を直したいから費用捻出の為私に働けと言っていましたが今じゃ墓が壊れたことすら忘れています。
このまま私が何も言わなければハイエナは供養祭のことなど忘れてそのままになるでしょう。
お布施も高いですしね。
今までムスコンにされたことを思うとスルーしたくなります。
そういえば今思い出したんですが、舅が亡くなってからの話です。
はっきりした時期は忘れたんですが多分まだ忌中でした。
ムスコンが「婆ちゃんちに行こう」と言ってハイエナの運転で3人でムスコン実家に行きました。
ムスコン母は私たちにあんみつを出しました。不思議なことに全く味がしませんでした
ムスコン母はムスコン妹の悪口を言っていました。
ムスコンはあんみつを食べると「眠たくなった」と言って「3人で一緒に寝よう」と畳の上にごろんと横になりました
ムスコンは夫を見送り一段落ついたので心安らぐ生誕の地でぐっすり休みたかったのかもしれません。
舅が亡くなってからしばらくは本当に大変でしたからね。母親に甘えたくなったのでしょう。
でもそれなら自分一人で実家に行けばいいのです。
なぜ息子夫婦を連れて行くのでしょうか。
私がムスコン実家でくつろげるわけがないでしょう。
するとムスコン母が枕を3つ持って来ました。
マザコンハイエナはムスコンの隣で横になりました。さすがはマザコンですね。まともな男ならすぐに私が寛げないと察してムスコンを置いて私を連れて帰るところです
私はしばらく正座をしていましたが実はまだ葬儀の疲れが取れてなくてすごく疲れていました。
ブログには全部書いていませんが舅の通夜と葬儀は通常では体験できないことが起きましたからね。特に火葬場では昼ドラ顔負けの惨事が起きました。きっと火葬場であんな目にあったのは世界中探しても私一人かも。(大袈裟ですよ)
それでムスコン母も見えないところに行ったことだししんどいから私も横になるかと思って横になって数分後。
私のかかとにチクッと激痛が走りました
でも周りには何も見当たらなくて
ハイエナに
「ねぇ、足に何かが刺さった」
と言うとムスコンも起きてきて
「それはアブよ❗この家にはよく出るのよ❗アロエを持ってくるわね❗」
と言って鉢植えのアロエの一部を持って来て私のかかとへ念入りに塗りました。
そんなことしたらますます痛い
でもアブらしきものは見当たらなかったんですよね…
あれは一体何だったのか?ダニ?昆虫?それともムスコン実家に潜む魔物?
それで結局帰ることになりました
それから舅の法事でムスコン弟がいた時にその話になりました。
ハイエナがムスコン弟に「嫁さんが婆ちゃんちでアブにさされた」と言ってムスコンが「三人で寝ていたのよ」と言うとムスコン弟は目を伏せて嫌そうな顔をして黙っていました。
俺の実家で寝るからバチが当たったと思ったんでしょうかね。
とりあえずお布施用意しなきゃいけないかな~😣
それではまた