こんにちは。
またムスコンネタを思い出したのでお暇な方はお付き合いください( TДT)
あれはいつだったかな~?はっきりとした時期は覚えてないけど舅を亡くした後のムスコンは急に私に心配をさせるようなことを言い出しました。
「まぁ~、私は最近物忘れが激しくてねぇ~、すぐに忘れるのよ!一度病院に行ってみないといけないかも知れないわ!」
それを何度も繰り返すのです。
年寄りが物忘れをするのは当たり前かもしれませんがムスコンは私に心配して欲しくてわざとそう言っているように見えました。
他には
「まぁ~、私は最近肩が痛くてねぇ~、肩がなかなか上がらないのよ!このままだと手が上がらなくなるかもしれないわ!」
というバージョンもありましたね。
それはムスコン妹も聞いていて
「おねーちゃん針に行こう!!」
と言って一緒に行ったら50肩と言われて針治療をしたら治ったそうなので恐らく大袈裟に言っていただけだと思われます。
ムスコンは私の顔を見るたびに「私は認知症かも知れないわ」と圧をかけるようになりました。
でも会うたびにしっかりと嫁いびりをしてくるのでわざと不安がらせているだけのようにも見えました。
そしてムスコンがそう言ってもハイエナは何も言わないんですよね。
遠回しに嫁に病院に連れて行って欲しいと言い続けるムスコンに私は一つの対策を取ってみました。
それは当時流行っていた某大学教授が監修した脳のトレーニングドリルでした。ドリルの画像を探してみましたが古いせいか見つかりませんでした。残念。DSでゲームにもなったほどの人気でした。
私は身銭を切ってムスコンに国語と計算の二冊のドリルをくれて・・・いや、プレゼントしました。
「ムスコンさん、これは年齢と共に衰える脳の力をドリルを解くことに寄って活性化して若返らせるものだそうですよ。これを解けばきっと物忘れは良くなりますよ!国語のドリルは毎日音読をするだけで計算の方は簡単な問題を繰り返し解くだけです。計算の方は1ページを45秒で解いたら計算の達人でオリンピックの金メダル、1分で銀メダル、1分30秒で銅メダルですよ。45秒で解いたら計算の達人だそうですよ」
ムスコンは勉強ができないので乗ってこないかなと思いましたが
「あらいいじゃない!ありがとう!やってみるわ!」
と乗り気でした。
そしてまたムスコン宅に行くとムスコンはドリルを二冊持ってきました。
「この前の問題を解いてみたのよ!どうかしら?」
ムスコンは5ページほど計算を解いていました。見ると計算結果が45秒と書いてありました
いやいやいやいやムスコンさん、いくらあなたが計算が得意だと言ってもこれは普通の人間が出せる数値じゃありませんよ(笑)
ムスコンはどや顔でしたが私は
「ムスコンさん!45秒は計算の達人ですよ!普通の人には絶対に無理ですよ!私も挑戦してみたけどとても45秒で解けませんでしたよ!」
と言いましたがムスコンは涼しい顔で黙っていました。
バカなくせに頭がいいと思われたいんですね。
ちなみにその脳トレドリルですがムスコンはずっと大事にとっていてムスコンが亡くなった後部屋に入ると畳の上に置かれていました。
ムスコン並みにとぼけないように頑張っていたのかもしれませんね。
それではまた!