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食い尽くし系夫に悩まされているアラフィフ主婦りんごと申します。

 

 

食い尽くし夫に食料だけでなく精神まで食い尽くされそうになったので精神安定の為にここに吐き出すことにしました。

 

 

20年近く前のことを振り返りながらムスコン姑との嫁姑問題やマザコン夫のことを書いていきます。

 

 

 

 

 

 

前回はこちら下矢印

 

 

 

仮通夜の日は夜8時過ぎまで親戚たちがいた。

 

 

みんながごちそうを食べている間に私はハイエナの部屋で椅子に座ってじっとしていた。

 

 

ハイエナの部屋には漫画があったので暇つぶしに読んだ。

 

 

昨日はほとんど寝てない上に今日は絶食ゲッソリ

 

 

こういう時だから仕方ない真顔

 

 

親戚たちが帰ったあともやはりゆっくりはできず姑は

 

 

「これはどうしたらいいのかしら?あれはどうなのかしら⁉️ダッシュ

 

 

と分からないことを思いつくままに次から次へとまくしたて、ハイエナではなく私にその答えをすぐに出すように言った煽り

 

 

通夜や葬儀のことを聞かれたって私には全然わかりませんもやもや

 

 

 

それでも

 

「あなたと仲良くしたいから質問しているのよ真顔

 

 

と言われるので無視もできない。姑は思いつくままの感情を私にぶつけて発散させているだけなのにガーン

 

 

この頃は、夫に先立たれた姑を支えてあげなければいけないと思っていた。

 

 

だから姑を立てて話を聞いていた。

 

 

お義父さんがいなくなった悲しみを埋めてあげなければいけないんだという使命感のようなものがあった。

 

 

 

夜の12時ごろ、ようやく姑が寝ると言い出した。

 

 

姑はお父さんと一緒に寝るといって舅の横に布団を敷いて寝た。

 

 

電気を消しながら

 

 

「お父さんお休みぃ」

 

 

と言っていたのが聞こえた。

 

 

もし返事があったらどうするんだろう。

 

 

その日は疲れているのに全然眠れなかった。

 

 

翌朝は6時に起床。

 

 

朝食はなし。

 

 

葬儀屋が朝10時ごろに舅を迎えに来るというので早めに支度を始めた。

 

 

私とハイエナは姑の部屋を借りて着替えた。

 

 

 

舅が入院したばかりのころ、姑が「買いに行こう」と言ってついてきて姑が選んだブラックフォーマル。

 

 

 

私は9号を試着して

 

「ウエストが少しきつい」

 

 

と言うと、姑が

 

 

「ならこれでいいじゃない‼️」

 

 

 

とごり押ししてきて、おばさん店員も

 

 

「後からお直しできますから大丈夫ですよ」と言って無理やり9号を買わされた。

 

 

今が苦しいのに買った後にお直ししろだなんて変な店員。まぁ、入るけどさ。余裕が欲しかっただけだけどきついものを買わせた姑に違和感。

 

 

ハイエナが着替え終わるとが乱入して来た。

 

 

そしてハイエナのネクタイを締め始めたのだ。

 

 

えっ

 

 

なんでママがネクタイを締めてるの?

 

 

ハイエナはまるでママに着替えを手伝ってもらう幼児のように大人しくしていた。

 

 

ハイエナはなんで自分でやらないの??????

 

 

と頭の中がはてなマークでいっぱいになった私はつい言ってしまった。

 

 

 

「なんでお義母さんがネクタイを締めてるんですか?」

 

 

すると姑は

 

 

「あなたにできるの?」

 

 

と答えた。

 

 

いや、できません。

 

 

でもそれどういう意味?

 

 

 

 

そして姑はおもむろにハイエナの鼻の穴に指を突っ込んで鼻毛を引っこ抜いたポーンポーンポーン

 

 

えっ、何この光景!

 

 

信じられない。

 

 

なんで30過ぎた息子の鼻毛の手入れを還暦手前のママンがやってるの?

 

 

なんでハイエナはそれを黙って受け入れているの?

 

 

 

もしかしてあなたたちいつもそうやってるんですか??????????

 

 

気持ち悪い親子ゲローゲローゲローゲローゲロー

 

 

そうこうしているうちに親戚もやってきて、葬儀屋が舅を迎えに来た。

 

 

舅は慌ただしく車に運ばれ、姑もついていった。

 

 

私とハイエナが戸締りを確認していると、残っていた親戚の老婆が

 

 

「お孫さん見せられなかったねぇ~」

 

と言った。

 

 

何だかいらっとしたムキー

 

 

 

 

 

 

 

そして戸締りを終え、ハイエナの車で葬儀屋に向かった。

 

 

お昼ご飯は何を食べたのかよく覚えていないから多分何も食べなかったんだと思う。

 

 

通夜の準備も整った頃、葬儀屋さんが

 

 

「棺桶の中に何か入れますか?」

 

と聞いてきた。

 

 

姑はすかさず

 

 

写真を入れたい。3人の写真と結婚式の写真ね」

 

 

 

と言い出した。

 

 

 

えっ、ちょっと待ってそんなのやめてよ!

 

 

結婚式の写真を棺桶の中に入れても大丈夫なの?煽り

 

 

こういう時って普通故人が好きだったものや手紙を入れるんじゃないの?煽り

 

 

そこに生きた人間の写真を入れるだなんてどうなの?煽りしかも結婚式の写真だなんて信じられない。

 

 

確かウェディングフォトを撮影する時に控え室でドレス姿の写真を舅が撮っていたな。もしかしてあれを棺桶に入れたいって?ムキー

 

 

例え何もないとしても姑はともかく私は自分とハイエナの写真が舅の棺桶の中に入れられるのは絶対に嫌だ。

 

 

私「お義母さん、前にテレビで棺桶に入れたものはあの世に連れていかれるとやっていましたよ。そこに写真を入れたら良くないんじゃないですか?」

 

 

姑「あらそんなことないわよ。もう持ってきているんだしいいじゃない!」

 

 

「私は反対です」

 

 

「だったら葬儀屋さんに聞いてみるわー」

 

 

数十分後、姑は

 

 

「聞いてみたら気にかかるものは入れないほうがいいんじゃないかって言われたわー」

 

 

と言って写真は入れないことになった。

 

 

でも棺桶に写真ってどうなんでしょうか。

 

 

入れてあげた方が故人は喜ぶものなんですかね。だったら入れてあげた方が良かったかも。でも何もないとしても私は嫌だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方になり、無事に通夜は終わった。

 

 

舅の会社の人がたくさん来たので挨拶をしているといつの間にか時間が過ぎてしまい私たちが座るころには食べるものは跡形もなく無くなっていた真顔

 

 

もう二日も何も食べていないのに真顔

 

 

 

いや、こんな時に食べることなんて考えてはいけない。舅が死んだんだからご飯なんて食べてる場合じゃないぼけー

 

 

親戚達の何人かはそのまま葬儀屋に泊まったので見知らぬジジババと一緒に布団を敷いて寝た私は一睡も出来なかったチーン

 

 

 

お風呂も順番で入ったけど嫌でしたねむかつき

 

 

あと夜中に姑とダンナが同じポーズで寝ているのを見て遺伝子ってすごいなと思った。

 

 

翌朝、朝食は用意されていたが、泊まった人数が多かったので私が食べる分までなかったオエー

 

 

もうお腹が空いたという感覚はなかった。

 

 

ただ、すごく眠かった。

 

 

葬儀は11時からだったので、姑が親戚たちの相手をしている間にハイエナに

 

 

「ちょっとコンビニに連れてって。もう二日も食べてないから栄養ドリンク飲んでおきたい。買ったらすぐ帰るから」

 

 

とお願いして近くのコンビニに連れて行ってもらった。

 

 

そこで栄養ドリンクを飲み、すぐに葬儀屋へ戻った。

 

 

 

 

葬儀は予定どおり始まった。

 

 

 

 

舅の遺影を見ながらお経を聞いていると何だか気分が悪くなった。すきっ腹に栄養ドリンクは悪かったか笑い泣き

 

 

 

葬儀屋から、焼香の間に姑とハイエナと私は立っているように言われていたので立っていると、舅の友達だったおっさんが来て、姑とハイエナの肩に手を置いて

 

 

「頑張りなさいよ」

 

 

と励ました。

 

 

すると姑は

 

 

「うわあああああああああああ」

 

 

と子どものように声をあげて泣いた。

 

 

姑は本当に悲しかったのかもしれない。

 

 

 

でも私にはそれが演技にしか見えなかった。

 

 

 

だってこの人は私をはめるためにわざわざ舅が亡くなる直前にタッパーで氷を作るために家に帰った。

 

 

亡くなった後も嫁にお茶のことを支持する冷静さがあった。

 

 

舅が亡くなった後のお茶のことを考えてそれを嫁いびりに活用する余裕があった。

 

 

だからそんなに落ち込んでいないはず。

 

 

 

 

 

 

 

そして葬儀は無事に終わって火葬場へ。

 

 

姑は火をつけるボタンを押した後、その場に座り込みながらまた

 

 

「うわあああああああああ」

 

 

と泣いた。

 

 

先立たれた夫を火にかけなければいけない悲しみに打ちひしがれた未亡人凝視

 

 

でもあなたが勧めた自由診療を受けたあとに舅は急激に体調が悪くなりましたよね。

 

 

予後数年を余命一年にしたのはあなたじゃないですか?

 

 

あなたがあの病院を勧めなければ舅はまだ生きていたかも知れないのに。

 

 

 

でもそれは言ってはいけない。

 

 

 

姑は舅を助けたかっただけなのだから。大切な人を何がなんでも助けたかった気持ちを否定してはいけない。

 

 

でももう少しあの病院のことを調べるべきだったと思う。言えないけど。

 

 

 

 

 

 

 

泣き崩れた姑を慰めるものはいなかった。みんな黙って休憩室の方へ歩いて行った。ハイエナも黙って立っているだけだった。

 

 

火葬が済み、葬儀屋に寄ってから帰宅。

 

 

親戚達も来てお線香をあげていた。

 

 

大変だったけど無事に終わった。


 

 

姑は余っているからと私にまた食事代わりにカロリーメイトと同じという飲み物を飲ませた。

 

 

ハイエナも飲んだ。

 

 

翌日は朝からお寺にお骨と花束と位牌とお布施をもってお参りに行かなければいけなかった。

 

 

しかし恥ずかしながら突然のことだったので三日間同じ下着を着ていた私は、着替えを買うために仕方なく姑宅の近くのお店に行った。

 

 

そこで下着を買って帰ると、姑が寄ってきた。

 

 

「あなた、どんなのを買ったのか見せなさいよ!」

 

 

はっ!?

 

 

下着を見せろ?

 

 

信じられない。

 

 

黙っていると見せろとしつこいので仕方なく袋を開けると

 

 

「あら~、これは少し小さいわね!これはあなたが履くよりも私が履いた方がいいわ❗」

 

 

今、なんと?驚きちょっと言ってる意味がよく分からない😖

 

 

そしてその買って来た下着は没収されましたチューリップ

 

 

 

その日は帰られるだろうと思ったら、香典を一人ずつ金額別に分けて住所と名前と電話番号を表にまとめる作業をするように姑から言われた。

 

 

姑は近所と親戚の人、私は舅の会社の人と手分けした。

 

 

 

その間ハイエナはグッスリおねんねムキー

 

 

 

姑が「ハイエナは寝かしてあげましょうニヤリと言った。

 

 

 

何でハイエナだけ寝るの!私は不眠不休なんだけど????

 

 

姑は、

 

 

「近所と親戚の人なら私は分かるから、あなたお父さんの会社の人の方をまとめなさいよ」

 

 

 

と言った。

 

 

 

私は両方分かりませんが?

 

 

 

そしていざ金額別にまとめてみると意外と郵便番号を書いていない人が多かった。

 

 

住所も途中で途切れてると思われるものもあった。

 

 

アパートに帰ればパソコンがあるのですぐにネットで郵便番号が調べられるけど、手元にはガラケーしかない。

 

 

ガラケーで郵便番号を検索しようとすると、住所を入力して郵便番号を出すのにちょっと時間がかかった。

 

 

 

舅の会社関係の香典は190人分あった魂が抜ける

 

 

 

姑は近所と親戚の人の分だけ済ませると後は手伝ってくれなかったネガティブ

 

 

 

190人分の香典袋を開けて金額別に抜けた郵便番号を検索しながら記入するのは結構疲れる作業だった真顔

 

 

ハイエナは寝てるし…ムキー自分の親のことぐらい自分でやれよ。

 

 

 

そして姑が香典で舅の入院費を払うというのでお金を数えさせられた。

 

 

千円札が多くて数えるのが大変だったのに姑は手伝ってくれなかったムキー

 

 

 

 

 

翌日はお寺にお参りした。

 

 

 

数時間眠れたもののあまり食べさせてもらっていないのでフラフラした。

 

 

 

 

 

 

そして私はアパートへ帰ることになったが、ハイエナは

 

 

「おかんを一人にはできないから」

 

 

と姑宅に残ることになった。

 

 

しばらくは姑宅から仕事へ通うという。

 

 

「そうだね、お義母さん一人じゃ寂しいもんね」

 

 

でも私はどうなるの?という言葉を飲み込んだ。だって姑は夫を亡くして寂しいんだからハイエナは姑のそばにいてあげないといけない。

 

 

 

 

私は姑から、

 

「残ったから持って帰りなさいよ」

 

と言われて舅の癌治療中に買った栄養補給ドリンクを5本持たされた。

 

 

ハイエナがママのもとへ残ることに寂しさを感じるよりも、早く姑から解放されたいという気持ちが強かった私はアパートに帰った。

 

 

しかし帰っても色んなことが思い出されて体がギスギスしてちっとも眠れない。

 

 

ご飯を作るのも面倒だったので、私は姑からもらった栄養補給ドリンクをご飯代わりに飲んだ。

 

 

それがどんなものなのかも知らずに。

 

 

そして新婚なのに夫は姑を守るために実家に帰るという別居生活が始まった。

 

 

続く