過ぎ去りし日々 ᗷlue Ꮪky








皆さんお元気ですか?


私も元気にしております


以前は火曜…金曜になれば


必然的に…日付変更線を越えても


何か書いていました…笑笑


不定期にして...自由ですけど


書いてアップするあの喜びは


半滅しました 笑笑












今日の記事は5年位前に


書いたことがあるのですが


絵の教室で仲の良かったᎷちゃんの


お話をしたいと思います


Mちゃんはとっても性格の良い方で


優しく謙虚…


実際に…ある日


色んな種類のアクセサリーのお土産を


「好きなものをどうぞ」と


配った方があり


私などはその中で一番自分のセンスに


合う物が欲しいと思うわけですけど


Ꮇちゃんは「私は残ったのでいいわ」と


言うような方でした









その他...いつも人に気配りして


自分は後回しにすると言う


お母さんみたいな方で


多分…お母さんの教育が


そうだったんじゃないかと思います


私みたいに我儘でまず自分が


一番好きな物に


飛びつくようなタイプではない 苦笑


Ꮇちゃんからは「謙虚」について


教えられました


然し…今も身に付かない


(母の教育のせいか?)


…と責任転換する…この歳になると


私の責任です…解っていますよ 笑笑







 ところで


Mちゃんの実母…お母さんの話ですが...


子供の居ないᎷ夫妻はそのお母さんと


3人暮らしでした


ある日…お母さんが認知症になられたんです


Ꮇちゃんが絵教室から帰ってくると


お母さんは玄関の前に出ていて


「バンザイ…バンザイ…バンザイ」と三唱


近所に凄く恥ずかしかった…と








ある時お母さんが絵教室へ


一緒に行くと駄々を捏ね


歯医者に行くと言って彼女は家を出たんです


そして…夕食の時です


Ꮇちゃんは歯医者の事はすっかり忘れ


何でも美味しそうに食べてると


お母さんが「Ꮇちゃん…歯は痛くないの?


今日は歯医者に行ったんじゃないの?」


と言って「ドキッ」としたんですって


つまり呆けてない時もあるんですよね







それから…またある時の話です


お母さんが


「Ꮇちゃん…もうそろそろ結婚しなきゃね


誰かいい人居ないかね」と言うので


「お母さん私もう結婚してる…


結婚式に出席してくれたでしょ?」


でも記憶にないらしい


彼女たちは2階で暮らしていたので


2階にいるあの男性よ「あらそうなの」


っていう感じなんだそうです






またある時…


夕食なのにご主人が降りてこないので


2階に向かってご飯よって大きな声で呼んだら


お母さんが


「2階の方はお亡くなりに


なったんじゃないの?」


と言われたらしい


「お母さん…私の主人殺さないで」


と言った...と


大笑いしながら話してくれました


しかし...ここまでの話は


認知症ではあるけども


お母さんの発言は愉快で


いつも私たちは...Mちゃんが明るいので


そのお母さんの話を聞くのは


嫌いじゃなかったです









しかし...ある時彼女が


今日はᏚkyちゃんと2人でお話がしたい


と言う…いつも数人で絵の教室の帰りに


コーヒータイムを持ってたんです





彼女はお母さんの認知症と


自分の病気で


仕事を辞めてしまったと切り出し…









彼女の病気は…


頭痛が続き某病院の検査で


お母さんと同じ遺伝の若年性認知症と


言われたと彼女は泣き出した


私が呆けたらᏚkyちゃんに


お礼が言えないから


今のうちに言っとくね


長い間有難う…


ほんとお世話になったわ


Ꮪkyちゃんがいたから楽しかった


と言って私の手をとって泣いた










書き忘れていたが


彼女がまだ元気な時


すごく感動したことがある


ある年の冬…私は忘年会の


幹事だった


ところが...父が急病で入院し


忘年会には行けず…代わりを


Ꮇちゃんに頼んだ


集金した10何万円かの忘年会費


を預かっていたので


会場迄…会費は持って行き


すぐ帰ることでお願いした












ところが...


折返し彼女から電話が入った


忘年会費は立て替えるから


来ないでいいよ…と言う


私の気持がそこまでは甘えられず


会費は持参し手渡した


2...3万円ならいざ知らず


10万円以上のお金を立て替える


と言ってくれる…Ꮇちゃんの


心意気…素敵でしょ?


嬉しかった...信頼して貰ってること


10何年か付き合い…


「まごころ」を彼女に貰いました


色んな「夢」を語りあい


実現しなかったけど...


いつも…「心の中の一輪の花」を


見せて貰いました


私からもお返し…したかったけど


何も出来ていないままです











そんなことがあるはずがない


彼女は銀行員でバリバリ働いてた


キャリアウーマン...


私…お母さんにしたい女性が2人居て


IKUちゃんとᎷちゃんがナンバーワン


優しくて頭も良くって謙虚で


言うことない女性達…








ところが


6ヶ月ぐらいしてから絵教室を


休む日が多くなり偶に出てきても


絵など描かずただ座ってる


そんな日が続き…


とうとう全く出てこなくなった


大切な話を聞いてから 


一年経ってなかったと思う


時々…電話すると...いつも頭痛で


可愛いそうだった


何の罪のない…こんなに良い人が


何故…頭痛や若年性認知症で


苦しまなきゃならない...









そんな折も折…


ご主人から電話がかかってきた


Ꮇちゃんが亡くなったって言う電話です


辛かったです


ほんと辛かった


Ꮇちゃんの自宅へ他の仲の良かった


友と3人でお悔みに行った


電話の横に私ともう1人の友の


電話番号が貼ってあった


それを見てほんと泣いた


帰るときに


ご主人が「Ꮇが描きたかった


キャンバスです…


代わりに描いてやって下さい」


と言って20号の真新しいキャンバスを


手渡された


辛かったです


大切な人を何人も失ったけども


Ꮇちゃんもその中の


大切な大切な一人です










元気に生きなきゃね


大切なᎷちゃんの分も…


しんみりした記事になりましたが


彼女の亡くなったこの時期は


繰り返し…繰り返し思うのです






碧い瞳のエリス

安全地帯












ではまたね

次は楽しい記事をたぶん書くので

また…来て下さいね ⋰˚☆ꔛ‬♡˒˒