さて、突然ですが
昨晩の帰り道の
話をします。




昨晩

塾での勉強を終え、
帰路についた僕…


そして、
道路に不自然な固まりが
ふたつあるのを見つけました。




あれは何かと
目を凝らして見ると
それは二匹の猫でした。


一匹の白ネコ(以後白)が
道路にぐったりと横たわり
その傍らでそれを
じっ…と覗き込む黒い猫(以後黒)





僕はもちろん
一匹の猫の死体を見たとき
見なければ良かった。
と後悔しました…。






しかし、
昨日の事故現場は
普段遭遇するそれとは
少し違っていました。





そう、
黒の存在です。





僕は最初

死体が物珍しくて
近くで見ているのかと
思いました。



しかし、
その場を車が通ろうと近づいても
黒は一向に逃げる素振りを見せません。

普通の猫にしては
おかしい。






しかし、
その疑問は
すぐに解決されました。




白は黒の恋人…
いや黒の恋猫だったのでしょうか?





親だったのでしょうか?








そう、
白は黒の好敵手だったのです。




二匹は小さな頃から
いつも一緒でした。



お乳を飲むときも
母にじゃれるときも
食べ物を手に入れるときも


二匹は
いつも一緒でした。



そんな二匹にも
成長するにつれて
ある感情が芽生えるようになります。
















そう。
自尊心です。

自分の方が
相手より偉いんだ。

相手より
自分は優れている。





いつしか二匹は
互いに競うようになりました。





そんな二匹の心の間に
競争心などの他にも
別の絆があったのは
言うまでもありません。









そんな二匹に
別れの日がくるとは…




ある日
二匹はいつものように
駆けっこをしていました。





白「遅いぞ黒!今日は俺の勝ちだな!!」

黒「くそっ……負けるカァ!」

白「追い付いてみろ~」



キキーッ どン!!



黒「白?白!?白!!」



黒「おい白なにやってんだよ?早く続きをしようぜ?」


………



「なぁ、あんまりゆっくり寝てると先行っちゃうからな?
早く起きろよ…
早く………
なぁ返事してくれよ。
ほら、無視してんじゃねぇよ…白?返事しろよ。返事してくれ…白ォォォォーーーーーー」


















おしまい