ちょっと体調不良でしばらく更新が出来ておりませんでした。
さて、今回は白インキに関してのお話です。
基本的に、というか一般的にオフセット印刷での白インキの用途としては
①色の着いた紙に白文字および白柄を刷る
②色の着いた紙にキレイにカラー表現をする為に下塗りとして刷る
③透明原反にキレイにカラー表現する為に下塗りとして刷る
この3パターンくらいかなと思います。
で、この②と③の場合ですが、基本的に下地となる白インキがウェットの状態では上刷りとなるカラーインキがトラッピングしてくれません。
ですので、油性だと白を印刷して乾燥を待ってから上刷り、UV系であればインターデッキ等を使って「白、硬化、カラー」と印刷したりするわけです。
基本的な「表刷り」だとこの印刷方法で間違いないわけなのですが、③の透明原反に関してだけは透明原反側から見る為に「裏刷り」といってカラーを印刷後に白をオーバープリントする場合があります。
で、なにが言いたいかというと、この白インキは基本的には濃度計での管理が出来ません。
濃度管理が出来ないので、結果的にオペレーターの感覚と見た目だけが頼りとなるわけですが、見本がインクジェットプリンターなどで出来ていた場合、白の濃度が合いません。
インクジェットプリンターの白はびっくりするほど濃いのです(設定にもよりますが)。
白の濃度が合わないということは、その上ないし下にあるカラー印刷部分の表現にも影響が出るわけで、「オフセットだとこんなもんですよ」と言っても納得してもらえるはずがありません。
特に白インキではインクジェットとオフセットの差が出やすいので、本機校正が出来ないのであればインクジェットはあくまでも「絵柄見本」であり「表現見本」ではないということを理解してほしいものです。
ちなみに白の濃度管理をする方法としては、濃度計を使ってLab値のL軸を使って「明るさ(白色度)」を測定することで、ある程度は管理出来るのではないかと思います。