さて、本日のお題は印刷機の「お掃除」について。
先日、機械を見に来られたメーカーのサービスマンの方に言われた言葉「機械きれいですね」と。
インキミストが飛ぶので網カバーくらいはサッと拭き掃除くらいはしますが、特に作業後に機械を磨いたりする趣味は有りません。
以前にも書きましたが、印刷が上手だとしても機械を汚すのはオペレーターとしては許容出来ませんので。
基本的に、印刷機が汚れる要素というのはUV硬化系の印刷機であれば「インキおよびインキミスト」だけであり、インキが関係するのはインキツボとインカー部分だけになります、細かく言えばブラン胴&圧胴も含みますが。
当然ですが、インキというのは勝手に動いたりは出来ません。
オペレーターという人間を介して拡がっていくのです。
ミストはまあ仕方が無いとして、インキ自体はオペレーターが汚さない限り勝手に汚れるものでは有りません。
ではなぜ汚れるのか?
両手にグローブをはめてお掃除したりしてるオペレーターは完全に論外なので除外するとして、一番の原因は「インキ垂れ」です。
ヘラから垂れる、インキ缶から垂れる、インキを出し入れしている最中に垂れる、おおよそこの3パターンで、この垂れたインキが手に着いたり機械に着いたり作業服に着いたりしているわけです。
要するにインキ垂れの原因は「インキ缶からヘラでインキを出し入れする」という動作にほぼ集約されると言っても過言では有りません。
機械をキレイに使ってらっしゃるオペレーターの方々は「インキの取り扱い」が驚くほどキレイですね。
要するに何が言いたかったかというと、機械をキレイに保つには「作業後のお掃除」が大事なのでは無く「準備の段階からすでにお掃除は始まっている」ことを意識して作業するのが大事ということです。