まずはじめに、すべてのブログ内容はあくまでも「個人的な見解」であることを明記しておく。

 

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<対処と対策>

 

ちょっとオフセット印刷とは直接関係の無い内容ですが、大事なことなので書いてみます。

 

先日、入荷してきた印刷原反に不具合がありました。

 

その内容は

「そもそも原反が直角ではなく数ミリ程度だが平行四辺形になっている」

「原反の天地方向に対してキズがずーっと入っている(ロールから切り出したのかな?)」

「原反の間に5㎜くらいの断裁クズ(化粧裁ちした際の帯?)が混入している」

 

これに対し、メーカーから報告書が届き、内容を確認してみると・・・。

 

要するに「新人に任せっきりで監督者がノーチェックでした、ごめんなさい」というもの。

 

これ、いわゆる「言い訳」ですよね?

 

また、その報告書にはこう書いてありました。

「今後はちゃんと監督します、業務内容を明文化します」

 

ん?要するにどういうこと?みたいな内容です。

 

とりあえずキズが入るという機械的な部分は対処してもらい、ベテランの作業員が断裁をしてすぐに原反を入れ替えたわけですが、肝心の人的部分に関しては「善処します」レベル。

 

どんな会社でも、どんな仕事でも、人的なミスはつきものです。

 

それはベテランだろうと新人だろうと同じこと。

 

ミスを責める気はありませんが、ミスが出ないようにする責任はあるわけです。

 

今回は機械的部分の変更と作業員を変更するという対処をしてもらいましたが、今後はどうするのか?という対策のほうが大事なわけです。

 

この件に関しては、現状報告だけで今後の対策が不透明なままの報告書しか届いていないわけで、大きな会社なのにお粗末な報告書だなーと感じました。

 

そもそもの原因は

「新人に任せっきりで検査すべき監督者がノーチェックだったこと」

この一点に集約されます。

 

それにたいして「ちゃんとチェックします」では、例えばISO外部審査員だったら当然ですが「なんでチェックしなかったの?」「どうやってチェックするの?」「いつまでチェックするの?」というツッコミが来ることでしょう。

 

なぜチェックしなかったのか?(チェック欄に押印されていなかった)

 

明文化したらチェック出来るのか?(そもそもチェックシートは存在する)

 

こういった内容にたいしてしっかりとした回答が出来ないようでは、大企業だろうと中小零細企業だろうと同じこと。

 

言い訳せずに素直に「申し訳有りませんでした、監督不行き届きでした」と言われたほうがいくらかマシかなと。

 

こういった事例を反面教師として、自分の仕事でも気をつけていきたいものです。

 

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