まずはじめに、すべてのブログ内容はあくまでも「個人的な見解」であることを明記しておく。

 

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さて、本日のお題は「ローラー洗浄」について。

あくまでも今回は「洗浄」であって「メンテナンス」ではありませんので悪しからず。

 

みなさんのところではどういった手順・内容で毎日のローラー洗浄をされているのでしょうか?

最近のオフセット印刷機には「ほぼ」ローラー自動洗浄装置がついていると思いますので、おそらくは仕事終了時に自動洗浄をするだけという会社が多いかと思います。

 

この自動洗浄、確かにとても便利でプログラム内容もある程度任意に設定出来る優れもの。

しかも自動洗浄中はオペレーターも別の片付けをする時間が出来るため、一石二鳥のすばらしいシステムだと思います。

が、ちょっとした弊害もあって、自動洗浄が無かった頃はこの洗浄作業によってローラーのヘタリ具合やドクター刃の摩耗等がパッと見でわかったのですが、自動洗浄になってからは別の作業をしているため、こういったことに気がつくのが遅れがちになり易いのです。

洗浄液をローラーに撒いてドクター刃を着けて洗浄液の掻きとり具合を確認しながらインキを落としていく過程で、洗浄液の掻きとり具合が全体的に遅い胴、左右で掻きとり具合が違う胴、部分的に掻きとりが悪い胴など、様々なことがこの作業によって目視出来ていましたが、自動洗浄になるとほぼ見ていないわけです。

 

では「自動洗浄がいけないのか?」というわけではありません。

作業がラクで時間も作れるという意味で、積極的に自動洗浄は使うべきだと思います。

問題なのは「使い方」。

 

というわけで、今回は自動洗浄にちょっと工夫をしたオススメのローラー洗浄方法をご紹介。

といっても、やられている会社さんも多いと思うので目新しいものではありません。

 

全体的な手順としては

①ローラーに洗浄用の助剤A(コンパウンドの入っていないタイプ)を撒く=約2分

②ローラー自動洗浄を行う(洗浄時間・液量・水量ともに標準設定)=約5分

③ローラーに洗浄用の助剤B(コンパウンド入りのタイプ)を撒く=約5分

④ローラー自動洗浄を行う(標準の2/3から半分くらいの設定)=約2分

⑤ローラーに水(出来ればお湯)を撒く=約3分

⑥手動で水(お湯)を掻き取る=約2分

全体で作業時間20分弱といったところでしょうか。

 

もっと具体的に作業の段取りを順番に書くと、

⑴助剤Aを撒いて馴染ませている間にインキツボのインキを回収し

⑵自動洗浄を開始してインキツボ清掃をしながら

⑶自動洗浄が終わったら助剤Bを撒いて馴染ませている間にインキツボ清掃を仕上げて

⑷再度、自動洗浄をしながらローラーを目視しつつおかしなところが無いか確認し

⑸手動で水(お湯)を撒いてローラー洗浄の仕上げをする(自動洗浄のプログラムを水のみにするのも可)

ちなみに、水を撒く手順では紙粉が溶け出しやすくする為に、出来ればお湯を使うほうがベター。

 

この手順のポイントは①②が通常の洗浄内容で、③④でコンパウンドを使ってローラー目に入り込んだインキとグレーズを除去し、仕上げに⑤⑥で紙粉などを水(お湯)に溶かして掻き取るという部分です。

多少、作業の手間が増えますがこれだけで格段にローラーの摩耗が減らせるはず。

しかもローラーの状態も確認出来ますので、ちょっとした手間ですがやってみる価値はあるかと思います。

 

ただし、この方法にも注意点があって最後の水洗浄を絶対に中途半端で終わらせないことです。

ローラーに水が残っていると胴間の思わぬところに垂れていたり、なによりUV系の樹脂ローラーは加水分解を引き起こしたりする可能性があるので注意してください。

 

ローラーの加水分解に関してはまた記事のネタにします。

 

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