まずはじめに、すべてのブログ内容はあくまでも「個人的な見解」であることを明記しておく。
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さて、今回はCMS(カラーマネージメントシステムの略)について、軽~く書き記してみようと思います。
いつくらいだったかなー、CMSが流行ったのは。
CMSだのJDFだのCIPだの流行ったのは・・・15年くらい前だっけ?
そもそも「CMSとはなんぞや?」ということですが、簡単に言えば「ソフト側であるプリプレス(製版)とハード側であるプレス(印刷)でアウトプットされたモノ同士の色がほぼ同じになるように管理する」ということです。
アウトプットされたモノとは、プリプレスであれば①モニター上のデータや②プリンターやプルーファー等で出力した簡易校正、プレスでは③印刷物。
この三者を「ほぼ」同様の色調に揃えることで、最終的に常に安定した製品としての印刷物をつくろうというのが狙いなわけです。
手順としては、ザックリ説明すると
①標準的な濃度&ドットゲインでチャートを「印刷」する
②「印刷」したチャートから色再現特性を加味してICCプロファイルを作る
③作ったICCプロファイルでプルーフを出す
④モニターの色とプルーフの色が合うように調整する
と、こんな感じでしょうか。
各ハード毎にプロファイルを作ってやる場合もあるようですが、そこはあまり詳しくありませんの悪しからず。
今回説明したい内容は、この手順のなかで一番最初にくるのが印刷機での「標準印刷」からスタートしていることにあります。
では「標準印刷」をする為にはなにが必要か?
ぶっちゃけて言えば、印刷機に関するすべてです。
環境、資材、機械調整がすべてきちんとされていることが大前提であり、そもそもこの基準がいつも違うようでは「標準印刷」は出来ません。
温度は?
湿度は?
ローラー温度は?
湿し水温度は?
インキは?
ブランケットは?
胴仕立ては?
ニップ調整は?
と、項目を挙げるとキリがありませんね(笑)。
これらすべてが「ある一定レベルで常に安定していること」が大事なのです。
ちょとだけ蛇足しますが、ここで重要なポイントがひとつ、標準印刷をする為に必要なのは「熟練者の印刷技術」ではなく「安定した機械調整」であるということ。
ここらへんの詳しいことはまた追々ネタにするとして。
一番のポイントはCMSにおいてハード側である印刷機で再現可能な色領域にソフト側である製版が合わせるということです。
この手順を間違うと基本的にはCMSが成立しません。
例えば、ジャパンカラーに準拠したモニター・簡易校正機(プルーフなど)があっても、それを再現出来るハード(印刷機)が無ければ意味が無いのです。
世の中にはジャパンカラー信者も多いですが、個人的にはしっかりとした自社基準があれば良いというのが持論です。
ジャパンカラーについてもまた後々ネタにするとして。
CMSで一番大事なことは「物理的に安定して再現出来る色領域」を決めてからすべての作業をしていくこと、この一言に尽きます。
大事なことなのでもう一度言います、CMSの基本は「ハード側(印刷機)を基準にあわせること」です。
ちょっとだけ批判的になりますが、なぜ日本人はひとつの尺度の中にすべてを一度あてはめようとするんでしょうかねー、安心するのかな?まわりと同じことをしているほうが。
仮に印刷会社が全部ジャパンカラー準拠になったらどこに仕事を出しても色調に関しては結果が同じ、じゃあ安いところにしよう、というのがユーザー側の心理だと思うのですが、どうなんだろ?
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