ストライプの檻。
自分にとって、
高校時代というのが今までの人生で一番ぶっ飛んでた時期でした。
まず、友人がぶっ飛んでました。
高校の先生もぶっ飛んでました。
野○ソをした友人がいたかと思えば、
酔っ払ってトラックの上で小便をする友人がいました。
ちなみに野○ソ事件以来、対数関数の「log」を文字って「nog」と書くのが流行りました。
・・・お酒は二十歳になってから。
また、パイナップルを食いすぎて上あごを酸にやられ、口から血を流してる友人がいました。
裸で・タイツで廊下を走り回る友人もいました。
更に、マカダミアナッツチョコレートを鼻の穴に入れる友人がいたかと思えば、
その鼻くそつきチョコレートを食う友人もいました。
そして、二者面談の時、「限界に挑戦したい」と言った友人に対し、「お前は限界を超えてる」と言い放った担任がいました。
「受験は団体戦」と訳の分からないことを言った担任がいました。
ベネズエラについて熱くしつこく語る教頭がいました。
「お前らなんか嫌いだ」と叫んだ化学の教師もいました。
ここでは書けない悪行・神業が幾多も行われました。
その中で今、ふっと思い出したことを一つ書きます。
これは別に事件とかではなく、ただ友人と笑いあっただけの話です。
それは、ある3年の夏、全校朝礼のときでした。
朝礼のとき、3年はステージに一番近い位置に座ります。
こんな感じ。
朝礼では、部活等の表彰が行われます。
ステージの高さとステージからの近さによって、女子生徒が表彰されお辞儀をするとき、
まれにパ○ツが見えることがあります。
僕らにとってそれはマサに、つまらない朝礼の唯一のオアシスでした。
しかし、女性には大変失礼ですが、
男にとっては、あり難いオアシスとそうでないオアシスの二つが存在するのです。
その日の朝礼で、ステージに上がったのは後者のオアシスでした。
僕と友人は、オアシスがお辞儀をする度、
「お、見える見える~~~~」とか言いながらどきどきしてました。
まぁ、結局は見えなかったんですけど、逆に見えなかったからこそ、
色んな妄想が膨らんでいったのです。
まず、パンツの色から妄想していきました。
オアシスは体格が良く、活発系な感じの女性でした。
なので、きっと、白地に青のストライプだろうと・・・
同時に、オアシスのプライベート的なトコロも自然に浮かんできました。
恐らく彼女は、勝気な性格なんだろう。
そして、そーゆー女性には、得てしてヒョロヒョロの大人しそうな彼氏がいるものだ。
いや、むしろ彼氏とかそーゆー関係じゃなくて、
彼のほうは別に彼女に興味はないんだけど、彼、気が小さいもんだから、
彼女の猛烈な(花沢さん的な)押しに負けて何か付き合ってることにされてる、
みたいな感じだろう。
きっと彼は、彼女という蛇に睨まれた蛙状態なんだろうな・・と。
朝礼中という容易に会話が出来ない状況だったので、詳細は話し合ってませんが、
語らずとも二人の見解は一致していました。
そして、オアシスが3度目のお辞儀をしたとき、僕たちは見てしまいました。
心の目で、見えたのです。
一瞬ヒラリと見えるパ○ツの中で、
ストライプの青い檻をガシガシしながら助けを求めるヒョロっちい男性の姿が・・
ストライプの檻に囚われた彼氏は、お辞儀という一瞬の時間に全てを託したのでした。
パ○ツの中という本来なら楽園である場所にいながら、
彼女の執拗なまでの束縛と重圧に耐えかね、下界への開放を求めているのです。
最初は活発さの象徴であった青のストライプは、
すでに、下界との連絡を絶つ檻でしかなくなってしまったのです。
というようなことを一瞬の間に友人と妄想して、
笑い合ってました。
ヒラリと舞ったスカートも、
お辞儀を終えパンツに覆いかぶさってしまい、
ストライプの檻につかまって懸命に助けを求めた彼の姿が見えなくなるのを想像すると、
とても哀愁があって、また更に笑えました。
というか今でも笑えます。
懐かしい、夏の思い出です。
