母の不倫の話です

相変わらず嘘をついて出掛けていく母を見ているうちに知らないふりしてるのが馬鹿らしくなった

彼の正体を知ってしまったことを伝えよう

っていっても、他の兄弟は知らないので母と私二人の時に

知ってしまったことを伝えていいものか、迷いつつも母と二人になるときを待った

相手は末っ子の所属しているクラブチームのコーチだったので、他の兄弟はまだしも、末っ子には絶対に知られたくないはずなので慎重に

そんな中、母と二人で遠方まで買い物に行く機会があり、その時に言おうと決めていた

母は運転席、私は助手席

私『お母さんの彼氏、誰かわかっちゃった』

母『えっ…
  またふざけてるんでしょ?』

私『〇〇さんでしょ?
  金庫の中にあるアルバム見ちゃったんだ』

みるみるうちに母は青ざめていき、表情が曇っていった

母『ダメだ、もう別れる…』
 『ごめんね』

その時の母はほんとうに悲しそうな…恥しそうな… 見ていて辛かった

やっぱり言わない方がよかったんだ

てか、なんのごめんね?