素敵な本に出会いました。
『お弁当の時間』
写真 阿部了
文 阿部直美
木楽舎
ANAの機内誌のエッセイを本にしたもので、
お弁当の本。
1人に対して4ページ。
最初の見開きページは写真のみ。
右のページはその方の全身写真。
左のページはお弁当の写真。
それだけ。
次の見開きページは写真と文章。
文章は、名前、場所、職業、エピソード。
全国津々浦々
さまざまなひとのお弁当を見られるというだけで
まず、おもしろい。
さらに、一社会人として
こんな職業もあるんだな、とまたおもしろい。
そして、
文章がこれまたおもしろい。
ここでお気に入りの文を少し引用します。
とある営業マンの話。
***
弁当ってふたりで食べるものだと思うんです。
作る人と作ってもらう人のふたり。
作ってくれる人の気持ちは伝わるから、
ありがたいなぁって思います。
***
シンプルで、心にぐっときました。
お弁当の話から
そのひとの人生を語っている文がたくさん。
食の話から人生の話になるのは、
やはり「食べることは生きること」だから
だと思うのです。
私の母がよく
「食べることは生きること」
と言います。
母は食べることをとても大切にしている人です。
また、私の大好きなアニメ映画
『サマーウォーズ』でも
おばあちゃんが
「いちばんいけないことは
おなかをすかせること」
と言っています。
私は本当にその通りだと思うのです。
アニメ映画と言えば
かの有名な宮崎駿監督も
作品の中で食事のシーンを多く出すのは、
食べることは生きることだからだと
言っていました。
食事のシーンを多く出すことで
登場人物を生き生きと表現できる、と。
まさに、食べることは生きることであり、
言うなれば、「お弁当は人生だ」と思うのです。
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