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棋譜再生
将棋の世界ではプロ棋士を上回るソフトは出現していましたが、囲碁の場合は盤面も広く「10年先の話」と言われていました。
ところが、グーグル傘下の企業が開発したソフトが先日、欧州チャンピオンに勝ち、世界トップクラスの韓国人プロ棋士と賞金1億ドルを賭けて対局することに(五番勝負。先に三勝した方が勝ち)。
そうしたら何と、ソフトが三連勝(賞金は寄付されることに。棋譜は第一局)。ネットで観戦していた日本のプロも「李プロに悪手は無かった」ということですが、この先どうなるのでしょうか。
日経新聞でも報じられ、話題になっています。
2016.3.12 日本経済新聞
【ソウル=山川公生】米グーグルが開発した囲碁の人工知能(AI)「アルファ碁」と、世界トップ級の棋士、韓国の李世●(石の下に乙、イ・セドル)九段との5局勝負の第3局が12日、ソウル市内のホテルで打たれ、アルファ碁が3連勝で勝ち越した。頭脳ゲームで最も難しいとされる囲碁で、AIが人間トップ級の実力を上回ったことが証明された。
残り2局は13、15日に打たれるが、アルファ碁の勝ち越しで賞金100万ドル(約1億1300万円)は寄付される。
対局後の会見で李九段は「期待に応えられずに申し訳ない。ただ私が負けても、人間が負けたわけではない」と伏し目がちに振り返りつつ「弱点はあるはず」と次の対局への意欲も示した。開発したデミス・ハサビス氏は「アルファ碁には天才性がある」と喜んだ。
李九段は棋風通りに積極的な攻めをみせたが、アルファ碁がその仕掛けをうまく切り返す。劣勢を意識する李九段は終盤、コンピューターの弱点とされていた「コウ」で粘ったが、「アルファ碁に正しく対応され」(現地解説のマイケル・レドモンド九段)、投了に追い込まれた。
人工知能学会会長の松原仁・公立はこだて未来大学教授は「AIの歴史で記念碑的な意味を持つ出来事だ。最新技術であるディープラーニング(深層学習)を使い、膨大なコンピューターパワーを駆使することで、当初の予想を超えたスピードで強くなった」と話している。
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