K's notes-20120521金環日食2 K's notes-20120521金環日食


「絶対にやらないで下さい」とテレビで忠告していましたが、曇っていたのを幸いに裸眼で覗き込んで金冠日食を確認しました。私の中では「ニュース番組で見ればいいや」程度の位置付けで専用メガネも無し。ところが通勤途中で観察している一団に遭遇し心変わり。スマホで撮った写真はご覧の通り失敗で、自分の記憶だけの世界となりましたが、世紀の天体ショーに大満足です。

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プロでも予測出来なかったというのですから、級位者の小生が驚いたのも無理はないでしょう。上の写真は終局図ですが、まだ右側ががらがらという状況で勝負がついているのです。詳細は後述します。


本因坊誕生400年。初代本因坊算砂ゆかりの地、京都市の寂光寺で始まった第67期本因坊決定戦七番勝負の第1局は、挑戦者の井山裕太天元・十段が山下敬吾本因坊・名人に137手という短手数で黒番中押し勝ち(=相手がギブアップし投了)をおさめました。


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先程の終局図。左上の黒と左辺から中央にかけての白の攻め合いとなっており、終局から手を進めていくと黒の攻め合い勝ち(=白のダメがつまり取られる)。


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白が左辺を捨て、代わりに右上の黒を攻めても黒は2眼を作って生きとなり、白が投了したということです。当たり前ではありますが、プロのヨミの深さ、正確さには感服いたします。


(下にある「棋譜再生」ボタンをクリックすると別ウィンドウで碁盤が開き、矢印ボタンを操作することで、一手ずつ進めたり戻したりといったことが可能です)


棋譜再生


新聞解説等によれば、勝負の最初の節目は初日の終盤(=白70。9四に封鎖しているべきだった)。二日目に入っても黒85の打ち込みが機敏で、本因坊は無理を承知で白100から黒の全滅作戦を敢行したものの、最後は白との攻め合いの形に持ち込まれ、投了となったとのこと。

今回の対局は、昨年、同じ顔合わせで「名人位」を山下本因坊に奪取された井山天元・十段の、言わばリターンマッチ。個人的には22歳の井山挑戦者を応援しています。



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