日本国債の買いが過熱し(=価格の上昇、即ち、利回りの下落)、円高が進行しています。何故?
まさに今、私が疑問に思っていることです。日経新聞が答えてくれる(要すれば、記事を見つけたということですが)というので真剣に読みました。
うーん、まだよく分かりません...。
言わんとしていることは、どうやら次のような内容です。
バーナンキFRB議長が7月の議会証言で景気の「異例の不確実性」を証言。市場はさらなる金融緩和を予想しました。金融緩和にはデフレ防止や金融不安の封じ込めばかりでなく、自国通貨(米国ドル)安による外需拡大効果も見込めます。
そもそもこの動きは、オバマ大統領が緊縮財政による内需の落ち込みをカバーすべく目指している「個人から外需、設備投資へ」(=いわゆる「ニューミックス」)という政策とも合致します。金融緩和とドル安はこの政策のための手段という訳です。
我が国の超低金利が継続する中、アメリカの金利も下がれば内外金利差が縮まり、理論的にはこれほど円安に振れることは無い筈ですが、政策までが「夏休み」に入ってしまっている感のある日本の通貨は無防備ゆえ、格好の投機対象と化している、というのが回答のようです。
世界中で販売されているマクドナルドのハンバーガー「ビックマック」の価格を比べて算出された為替の理論値は85円とのことで、今の為替水準は経済実勢から大きく乖離しているとは言えないものの、業績回復の著しい我が国の自動車業界の中で、販売力の弱い三菱自動車に加え、国内生産比率の高いマツダは販売が好調にもかかわらず赤字。
今のような円高が続けば、企業の海外移転が進み、雇用問題が更に悪化するのではないでしょうか。
なお、10年物国債利回りが1%を割ったのは、2003年以来。この時はりそな銀行の事実上の国有化が決まり、金融不安がピークに達していた頃ですが、現在と違うのは為替は円安(110円台)、且つ、欧米の経済がしっかりとしていたこと。実際、りそな銀行の救済が決まると株価、金利とも上昇に転じ、また、円安効果で輸出が増加し、景気も持ち直しました。
さて、今回はどうなるのでしょうか?代表選も大事でしょうが、国のことを考えて欲しいものです。


