上、下2巻、読み応えあります。夏姫だけに焦点が当てられているということではないため、とくに上巻は中国歴史小説特有と言うのでしょうか、登場人物の把握に手こずるかもしれません。
ただ、そこをクリアすると夏姫の運命に一喜一憂しながら、どんどん読み進めます。最後は感動に包まれる魅力作。
■ 内容紹介
鄭の美しい公女への、乱世の英雄たちの愛執。
中原の小国鄭(てい)は、超大国晋と楚の間で、絶えず翻弄されていた。鄭宮室の絶世の美少女夏姫は、兄の妖艶な恋人であったが、孤立を恐れた鄭公によって、陳の公族に嫁がされた。「力」が全てを制した争乱の世、妖しい美女夏姫を渇望した男たちは次々と.....。壮大なスケールの中国ロマン、直木賞受賞作。



