最近日本に一時帰国していた在米の友人の話。
成田に着いたのがちょうど新型インフルエンザ騒動が盛り上がり、日本で初めての帰国感染者が出た直後の週末。到着後、機内にしばらく足止めになり、衛生係官によるアンケート調査、赤外線カメラでの体温の関知などがあったそうです。所要時間は、「4時間も足止めされた」などの話を聞いていて心配していたようですが、手際よく20分程で終わったとのこと。
問題はその後。毎日保健所から滞在先に「今日はは大丈夫ですか、熱はないですか?」と電話がかかってきて、これが10日間続いたそうです。友人は毎日の電話が鬱陶しかったというよりも、むしろ「まさに人海戦術。保健所の人達は毎日残業しているのではないか?大丈夫か?」と心配になったようです。
どうやら日本の「水際作戦」は、多くの人が感染している米国サイドからみると「?」だったとか。数日間と言われているインフルの潜伏期間を考えると、1週間程度海外に滞在して帰国した人が成田の検査時に既に発症し、症状を訴えるケースは多くなく、「水際」で止めようというのは無理があるのではないかと。
実際、国内感染は防げないということが分かった訳ですし、そうであれば「水際」に労力を注ぎ込むより、患者が出たときにすぐに対応できる体制をとっておくという方が費用対効果という点で優れていることは明らかです。
マスコミの対応もいかがかと。これといった根拠もなく不安を煽るような報道が当初見られました。今後のウィルスの変異には要注意ですが、既に、危険率は季節性のインフルよりやや強め程度と判定されてるし、数ヶ月あればワクチンもできあがってる筈。
この種の騒ぎでは「100%絶対安全」はあり得ず、どこかで線を引いて「常識の範囲で可能な対応を行う」ということになるのではないかと思いますが、その判断規準が国によってかなり違うということが今回よく分かりました(お隣中国では日本以上に極端な対応でした)。
そう言えば、私自身、子供の学校の対応に合わせて、会社支給のマスクを通勤時に着用していましたが、数日で止めてしまいました。


