不良資産と言えば、小生が仕事で関わっていたこともある90年代半ば以降(=不動産バブル崩壊、住専国会、日本の大手金融機関破たんなど)は、銀行の貸出であれば"Bad Loan" 或いは、より一般的には"Bad Assets"と呼ばれていたと思います。
さて、今回のサブプライムローンに端を発する米国発の金融危機では、"Toxic Assets"という表現が米国メディアで頻繁に使われているようです。
直訳すると「毒物資産」という凄い表現になります。従来型の不良債権に比べて、金融工学を駆使してパッケージしなおしたりして、表から見たらどのくらい危ないのか分からなくなってる、という感覚が入っているのでしょうか。
この表現を見るたびに、文字通り、「毒々しい言い回し」だなと思います。住宅ローンを借りていた人たちは、元をただせば自分の家が「毒物資産」と呼ばれている訳ですが、きっと不愉快でしょうね。金利や元本が払えなくて追い出された人なら尚更です(もちろん借りた方にも責任の一端はあるわけですが)。
そう言えば、最近打ち出された米国政府の「銀行不良資産の追加買取政策」に関する記事も、見出しは”America’s Toxic-Asset plan”となっています。


