先日まで日本経済新聞朝刊の第一面に連載されていたトピックス。


『高度成長期には(所得が増えてゆくので)個人が資産運用をする必要はなかったが、今は運用しなければ資産が増えない成熟経済。年金(国)や企業をあてにしない若い人を中心に長期の資産形成に対する需要が高まっている』(沢上篤人 さわかみ投信社長)


最終回に「本多博士の『おカネ訓』」というのが掲載されていました。なるほどと思ったのでご紹介させていただくと、


■金もうけは理屈でなく、実際である。計画でなくて、努力である。予算でなくて、結果である。

■絶対安全をのみ期していては、いかなる投資にも、手も足も出ない。

■好景気、楽観時代には思い切った勤倹貯蓄。不景気、悲観時代には思い切った投資

(「私の財産告白」より)


この最後の投資パターンが出来るようであれば財産は増えるんでしょうが、「不景気・悲観時代に思い切った投資」というのは口で言うのは簡単ですが、実践するとなると難しいと思います。


ちなみに博士は、


■貯金=通常収入(例えば給与)×25%+臨時収入(例えば賞与)×100%


を推奨。これは単なる倹約ではなく、投資を始めるための「原資」づくりの意味合いが強いようです。


博士は蓄えたお金で先ず私鉄株に投資。その後、ガスや製紙、紡績、銀行など30以上の業種に投資し、危険分散、今でいう「ポートフォリオ理論」を実践されたようです。


博士はドイツ留学中に指導教官から「財産がなければ精神の独立もおぼつかない」と諭され、帰国後の25歳から前述の「四分の一」貯金を始め、後年、資産のほとんどを公共に寄付されたようです。