![]() | マレー鉄道の謎 (講談社文庫) 812円 Amazon |
内容(「BOOK」データベースより)
旧友・大龍の招きでマレーの楽園、キャメロン・ハイランドを訪れた火村と有栖川。二人を迎えたのは、舞い飛ぶ蝶ならぬ「殺人の連鎖」だった。ドアや窓に内側から目張りをされた密室での犯行の嫌疑は大龍に。帰国までの数日で、火村は友人を救えるか。第56回日本推理作家協会賞に輝く、国名シリーズ第6弾。
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久しぶりの長編~。
そしてなんと今回の二人は海外へバカンス中ですよ!
これはなかなか珍しい設定ではないでしょうか。
しかも取材旅行でもなんでもない、普通のバカンス!
男二人で!
(別にいいよね)
(でもとりあえず言わずにいられない)
ま、名目は学生時代の友人に会う、と言うことですけど。
もしかして、作者本人が旅行に行きたかったのかな?
取材と称してw
って言うくらい、場所や風景や、とにかく海外の説明が多い。
分かりやすくてありがたかったけど、冗長に感じるところもあったかな...
そして考える。
海外である必然性ってあったかな...?
いやそれ言い出すと、国名シリーズのために頑張ってくれた作者に申し訳ないですけど><
長距離鉄道があって。
鉄道事故が冒頭にあって。
(この事故けっこう衝撃的だった...)
トレーラーハウスでの殺人...
んーと、特に海外である必要ない...?
国内でも使えるトリックだったり理由だったりするかも...?
いや、そんなことない!
ここでの醍醐味はまずはタイムリミットがあることだったり、
海外ならではの文化だったりするわけだから。
私もシンガポール最近行ったって言うのもあって
「OKラ!」とかは懐かしく楽しく思い出しました^^
まぁでも、近頃読んでいた飛んでる感じに比べると(ドッペルゲンガーとかw)
さまざまなトリックを駆使した古風な本格ミステリーだったと思います!
飛んでても許しますけどね!
火村プロフェッサー!
登場人物も定番な感じの、裕福な移住者夫婦(子供はいない)、
若く美しい現地の使用人女性、
秘書、(日本人男性)
夫婦の友人の娘、(若くて美人、ちょっと気が強い日本人)と
とても分かりやすくて好き!
若くて美人な現地の使用人女性は、とっても気立てがよくて
奥様にかわいがられており、やっぱりちょっと気が弱い^^
こういう子は小説の中では大切にされていて、
絶対犯人ではありえないんですよねぇ。
と、定石で見ていくと...たぶん犯人も途中で分かっちゃうと思います。
途中でヒントがたくさん提示されますからね!
にしても、南国の美しい風景や作者がかなり羅列してくださるので
私も火村&有栖川と一緒に旅に出たくなる一冊でした!
(シンガポールの余韻が)
マレーシアには行ったことないですしマレー鉄道にももちろん乗ったことないんですが、
東洋のオリエント急行と言うことで死ぬまでに一度は見てみたい!と言う気持ちにもなって^^
...こんなに事故が多いんじゃ不安だけど(笑
あ!
これから読む方には、ぜひ地図or写真、手元にあるといいかもですね。
「地球の歩き方」みたいな一冊でも...
紀行文としても楽しめる、お得な読後感でした♡
