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突然,父から結婚を無理強いされて,親子の溝の深さを思い知った元は,父に決別し革命運動に身を投じようとした矢先,捕えられ投獄されてしまう.何とか難を逃れて海外に留学し,新しい知識と文化を吸収しながら,次第に母国への思いを深める元.革命を知って帰国した彼を迎えた中国の現実は,苦いものだった.(Amazonより)
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壮大な?中国近代サーガ完結です!
若く新しい男である王元は、留学生活の中でほのかな恋と挫折を味わいながらも貪欲に知識を吸収して祖国に役立てたいと奮闘します。
大学の老教授と親しくなり、家族ぐるみの付き合いをするようになって、教会へも足を運んだり。
この老教授いいですね~。
新天地で不安になってる若者にとっては何よりもありがたいのでは?
ここの娘と、淡い恋もあるのですが、なかなか手ごわい感じの女性です。
ただ、祖国でも疎外感を感じていた彼は、留学先でも当然のごとく同様以上の疎外感を感じて引きこもってます。
それで、何か違うと感じていたはずの祖国を美化し、懐かしく思い、中国の庶民の話をする牧師に大反論したり...
でも、革命と聞いて戻ってきた祖国には、留学中に美化しすぎた部分もあってやっぱり馴染めない。
うん、王元はあれですね、
「ここではないどこか」症候群ですね。
(←勝手に名付けた)
どこにいても、自分の居場所はここじゃない、と思い悩んでしまうタイプ。
そんな王元さんにはこの本をどうぞ!
置かれた場所で咲きなさい/渡辺 和子

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ってのは置いておいて、ともあれ最後は
思いを寄せる美齢さんと結婚できそうで何より。
無事に完結したのですが...
個人的には、もう少し歴史的事実を加えて欲しかった。
少しでいいの、少しで。
たとえば、
「間もなく辛亥の世が明けることになる」とか
「世界は大規模な戦争に入って行った」とか
その程度でもいいの。
歴史的事実があればもっと、
初代王龍二代目王虎、そして三代目の王元の
生活や感情の移り変わりが納得できたかなぁ~って...
書いてないわけじゃないのよ、もちろん。
「革命」「戦争」の文字は。
でもたくさん革命あったじゃない?
戦争も日中とかアヘンとかあれこれあるじゃない?
そのへんがもっと分かるとよかったなぁ。
近代の人々の思いがせっかくぎゅっとつまってるんだから...
誰かそのあたり、注釈付けて再発行してもらえないでしょうか~
自分ではたぶん出来ないと思うので><
...ないよね(笑