パラレルワールド・ラブストーリー / 東野圭吾 | ひかりこの読みログ

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活字中毒。読んだ本を忘れないために書いてます。ネタばれありなのでご注意ください。


親友の恋人を手に入れるために、俺はいったい何をしたのだろうか。
「本当の過去」を取り戻すため、「記憶」と「真実」のはざまを辿る
敦賀崇史。錯綜する世界の向こうに潜む闇、一つの疑問が、さらなる謎を生む。
精緻な伏線、意表をつく展開、ついに解き明かされる驚愕の真実とは!?
傑作長編ミステリー。             (裏表紙より)

読むのが楽しみだった作品です。
何でだろう、タイトルが興味あったのかな?

パラレルワールド。
そしてラブストーリー。
いや、あんまり他人のラブストーリーに興味はないんだけどえっ

パラレルワールド、と言う単語には、なんか近未来的なワクワク感があります。
ドラえもん的なニコニコ

そこで、パラレルワールドについて調べてみました。

「パラレルワールドとは、ある世界(時空)から分岐し、それに並行して存在する別の世界(時空)を指す。」
Wikipedia。

難しいけど、もう一つ別の世界。
人生は選択の連続だと言うけれど、あの時ああしていなければ今頃どうなっていたかな、と思うことってけっこうある。
別の選択をした場合の世界が存在していたら。。?

この作品で言うところのパラレルワールドは、どう言う意味かな、と考えたところ、
物語の後半あたりにそれを示唆する場面が出てくることに気づきます。
初めて、「もう一人の俺」が出てくるシーン。
そこで彼は葛藤し、こんなことをしてはいけないと悩みます。
もちろん悩んでいるのはもう一人の自分。
にも関わらず、現実の自分の方は正しいと信じてそれを実行に移して行く。
でも、その行動がなかったら。

そこにはまた違う現実が出現していたはず。。


主人公視点でストーリーを見てしまう人が多いと聞いてましたが、
私はどうしてもこの主人公が許せないガーン
そして物語のキーとなる、津野麻由子と言う女性も。

どっちも選べない、と言いながらもある事件?をきっかけにして結局は自分の思う通りにしてる気がする汗
そして彼女自身は何の実験もされず、

。。いやいや。


東野圭吾らしく、高度にアカデミックな工学的な内容と、ラブストーリーが絡み合った作品。
ラブストーリーだけでも小説になりそうなお話ですが、そこに脳科学的な内容が入る、
虚構と現実が交互に出てくる構成も初めは混乱するけれど、少しずつ謎が見えてくると言う点ではなるほどと思わせる。


でも。


やっぱりこう言う方法で記憶から逃げようとするのはずるい気がする~。
ほんでこの女性もきれいごと言いながら結局自分の好きな男とうまくやりたかっただけじゃん~。
しかも罪悪感なしにだよ!
やっぱいろんな意味でずるいわドクロ






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