この作品は、「探偵倶楽部」なる組織?団体?が裏で暗躍する短編集。
組織とか団体とか言っても出てくるのは男女二人組なんですけどね。
しかも本編では名前も出て来ない、謎の人物たち。
作者が裏表紙でコメントしていたように、あくまで主役は「謎に巻き込まれる人たち」。
だから全編で出てくる「探偵倶楽部」は、影の人物に過ぎないのです。。が、その活躍ぶりはとても大きい。
政財界のVIPだけが会員となれる探偵倶楽部。
もちろん会員が探偵をやるわけではなく、会員だけが腕の立つ探偵に依頼をできる、秘密を厳守し迅速に行動する探偵倶楽部。
後ろ暗い人やおおっぴらに調査をすることができない謎を抱えた人達にはうってつけ!
短編が5本。
それぞれに東野圭吾らしいどんでん返しや意外性があって、どれも面白かった♪( ´▽`)
最近、谷原さんがこれをドラマでやりましたね。
まだちゃんと見てないけど、ドラマの中ではゲゲゲの女房さんが意外な能力を持った助手として抜擢されてます。
ドラマ化に当たって、小説には出て来ない人物が出てくることはよくあること。
(ガリレオの内海刑事とか)
やっぱドラマにするには美女の存在が不可欠ってことでしょうか。
小説では目立たない探偵がやたら目立つ、助手に至っては何をか言わんや、と言ったとこですが、謎の探偵たちがこうしてたくさん出て来て私は嬉しかった(^人^)
これは読みログなので小説の話に戻ると、私はやっぱり「依頼人の娘」がいちばんおもしろかった。
この母親に対する批判も少なくはないようだけど、人間って案外勝手なモノだし、自分がいちばんかわいい時もあるのです。
何よりそこが東野圭吾らしいとも思うんですよね~。
ときに常識的な倫理観などものともせずに「嘘でしょ!?」的な結果を出すところがΣ(・□・;)
むしろ私は母親がかわいそうになりました(>_<)
母親であることに疲れ、愛してくれる人と女として生きたいと思う気持ちは分からなくもないし!
まぁ、探偵の断定
には疑問もあります。「合鍵を作るのは簡単、多少家に出入りする人間であればちょっと借りて型を取ればよい」
。。って、そうか!?
そんな簡単に鍵って貸すか!?
女性なら多少の肉体的な犠牲でもないと借りれないよ、そんなもん!
。。とかね。
ま、謎を解くにはそう言う前提が必要なのかも知れないけど。
多少強引ながらも納得してしまう私でした。
ちなみに私はノンノベル版で読みましたが、文庫では改題されて「探偵倶楽部」となっているそうです。
ドラマもおそらくそちらが原作となっているはずですので、読まれる方はご注意を。
私もかぶらないよう気をつけます!
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