やっと学校が終わり、友達とも別れて家路を急ぐ少女。  


そんなことより、早く急がねばならなかった―――洗濯物をほして夕食の準備をする


これが家庭内での少女の役目。(母は仕事で疲れていると思ったらしい)


だけれど、本当は母の自転車が止まる音を聞かないと動かない。


ぎりぎりまで体を休休ませているのだ


母親がドアを開ける音がする


「…疲れた」


お帰りと言う私に対してにこりともせず睨みもせず、


「洗濯物やってくれたかしら」


いつもこうだった――


仕事がうまくいっていないと、いつもきまって無愛想になる。



「今やってるところ、荷物多いね 手伝おうか?」


いや、いいといわれ、二階に戻って洗濯物をほした。


ベランダに出ると、板がキィキィ声をあげる。 壊れてしまいそうな危ないベランダで、少女が何回も両親に訴えているのに、


涼しい顔で 聞き流されてしまう。  


少女もわかってはいる、そう、この家はお金がほぼないのだ。無理をしてまで直して、とは言わないが


だれか事故でもしたら危ない。


洗濯が終わり、シチューを食べ終わった後、風呂に入った。


いい香りの石鹸のにおい―――


少し高めの価値がある石鹸をお母さんは愛用している  (これじゃないとダメ、だとか)


おかげで母は風呂がもともと長いのにもっと長風呂になってしまった。


少女は明日体育があるなぁ 嫌だなぁぁ と呟きながら


ベットにもぐりこんだ