僕はアキレスと亀は知ってるけど、
反対側で主張した僕の理論武装を破るには
骨が折れると思う。
それくらいディベートが得意。
アキレスと亀とは、亀は足が遅いから
アキレスという短距離のエースと
ハンデ戦をするわけ。
で、考え方をひねくって、
アキレスが亀のハンデ分進むと、亀も少し進む。
その少し分アキレスが進むと、ごく僅か亀も進む。
ごく僅かアキレスも進んだら、ミリ単位かまた亀も進む。
そしたら一生追いつけないんじゃないか?
というパラドックスなんだけど、
考えてる時間がどんどん小さくなって、
いっこうに亀をアキレスが抜くまで
経たない、んだけど
時間が極限をとっても、ある値を超えない。
例えば
1+1/2+1/4+1/8+…=2
であるように、どれだけ数字を足しても
2を超えない。
つまりアキレスがハンデ分を1秒で追いつき、
更に進まれた分を1/2秒で近づき、
ごく僅かを1/4秒で進み
ミリ単位も1/8秒かかり、
そんな具合に考えてっても無限に時間が経っても
追いつけないようで、たかだか2秒も経ってない
という説明で分かりやすいかな?
まぁこの説明の反論はとっても簡単で、
数字に置き換える点にいちゃもんをつければいい。
数字に抽象化することを難癖つければ、
そうやね。
誰も数学の話をしてるんじゃなくて、
子供のかけっこの話なんだから
考えてる世界が違う、とでも反論すればいい。
もちろんそれに対する反論はまた簡単で、
じゃあ君はアキレスは亀に丸1日かけても
追いつけないと本気で思ってるの?
とか生物の常識みたいに話すの。
この反論は、大阪と名古屋から東京向いて走れば、
丸1日はかかる。
じゃあ一年は?
更にハンデがあればいくらでも、
それこそユーラシア大陸の往復を複数回する
かけっこでもいいから、
その手の議論は無意味や。
そうじゃなくて、常識的に考えて、
そしたら常識の定義は?
とまぁソクラテスに出逢うまでは、
反論できるよ。
ちょっと数学ばかりしないで、哲学を学びな、
って話。