次はこれ↑読みました。
この事件は長い犯行期間(1年5ヶ月)、騒がせました。

昭和59年3月18日、食品会社江崎グリコの社長を誘拐したことから始まった連続食品会社脅迫事件、グリコ森永事件である。当時私は、大阪府内の高槻市立の中学校を卒業し、大阪府立高校の入試前後という生涯初の真剣勝負を挑んでいた最中でした。若き15歳の少年には他人事のような事件であったに違いない。なぜなら、この事件は京阪神を股に架け国道171号線を移動しスーパー、CVSに青酸ソーダ入りの菓子をばら撒くという犯行を行ったにもかかわらず、まったく近所で起こっている大事件という印象がなかったのである(行動範囲が狭かっただけのことだが…)。しかし、今回この本を読んで改めて驚かされてしまったことは、本当に近いところでの犯行に「え~~~」の連呼。寝屋川市、摂津市、茨木市、高槻市、大山崎町、当時の自宅から自転車の距離。更に、今となっては具体的な場所を知り「あそこでぇ!?」と…。

有名過ぎるこの↑似顔絵「きつね目の男」、実行犯の中心的人物であったことには違いない。「きつね目の男」以外にも実行犯が何人も確認されているものの、現行犯で取り押さえることができず、挙句の果てには「くいもんの 会社 いびるの もお やめや このあと きょうはく するもん にせもんや」昭和60年8月12日この日「終息宣言」を最後に犯行が終息。かい人21面相は闇の彼方に消えていったのだ。
そして、平成12年2月、最終時効が成立した。

後に、平成6年8月5日、神戸市の福徳銀行神戸支店から5億4千万円強奪された銀行強盗事件(平成14年4月時効成立)の実行犯の一人がグリコ森永事件に関わったとういふうにこの本では報告されている。しかしこの犯人は、この銀行強盗事件がきっかけで兵庫県警捜査一課に追い込まれ自殺、もうこの世にはいない。

かい人21面相の挑戦状(昭和59年11月24日)で…
「わしらの人生 くらかった くやしさばかりが おおかった わしらがわるく なったのも みんな世の中 わるいんや こんな わしらに だれがした」
言葉にはならない何かが、胸の辺りで消化不良で残っている…

最後に、このグリコ森永事件で、誘拐された江崎グリコ側とかい人21面相との間で裏取引(金品の受渡し)があったのではないか?という噂が…これも解明されないままである。