現職大統領として初めて、
オバマ大統領が広島にいらっしゃるということが
話題になっています。
私は広島県の出身ではありませんが、
小学校1年～中学3年までを広島市で過ごしたので
広島には沢山の思い出と思い入れがあります。
今はどうなのか分かりませんが、
自分が広島で学校に通っていた時分は
平和教育の時間がかなり多かったように思います。
中学校の文化祭では平和記念公園の模型を作って
展示したことがありましたし、
被爆者の方に直接インタビューして発表した
クラスのグループもありました。
もちろん授業で、原爆資料館にも行っています。
広島においては 道徳とか同和教育よりも
平和教育が重点的だったように記憶しています。
中学3年で山口県に引っ越してから
同和教育の授業を受けるときに
同和教育って何？と、解らなかったくらい、
広島では平和教育が主だったんだと思います。
また、山口の中学校の国語の授業で
「人影の石」について書かれた一文を勉強した時にも
そのあまりの凄惨な様子に
「えぇっ・・・」と絶句するクラスの女子。
広島に居た自分にとっては
資料館で展示を目にしたこともあるし
「はだしのゲン」も読んだことがあるので
「人影の石」の文章を読めば、
その凄惨さがありありと脳裏に浮かぶのですが、
もしそういった資料や作品に触れていなかったら
想像もできない恐ろしさなんだと感じました。
原爆の問題は広島だけの問題ではない筈ですが、
そういう私だって広島に住んだことがなかったら
原爆にまつわる多くの事を知らないままだったでしょう。
今となっては広島市民の憩いの場、
イベント開催の場ともなっている平和記念公園ですが、
決して忘れ去ってはいけない、
覆い隠してはいけない真実を伝える場であるということも
もっと全国的に（出来れば世界的に）知られて、
話題になることでもっと多くの方々が原爆について
関心を持ってくれるといいなと思います。
写真は2年前の春、帰省の帰りに広島に立ち寄った
ときのものなので少々古いのですが・・・。
うちもそろそろ、坊を連れて資料館を訪れてみようかな・・・。