今日頑張れば明日は在宅なのだ~!
ところで皆さん、
「ファティマの手」というものをご存じですか?
私は大学で中東研究(人類学、宗教学)を専攻していました。
これまで触れてこなかったイスラムの文化はとても刺激的で楽しかったです。
インドを旅したときに、露店で見つけたアクセサリー。
手のひらに目のビーズをあしらった不思議なモチーフです。
なんだろう?と買い求めて調べてみたら、
それは「ファティマの手」でした。
実は絵文字も搭載されてます
こんな感じ→🪬🧿
ファティマとは、イスラム教預言者のムハンマドの娘。
「ファティマの手」についた目玉は、「邪視」から身を守るのだそうです。
「邪視」って日本文化ではあまり馴染みがないですよね。
イスラムでいう邪視とは、他者に向けらる、
「いいなあ」
「うらやましなあ」
「あの人の地位、名誉、持ち物、ほしいなあ」
なんていう欲の視線。
羨望を通り越して邪な「奪ってしまいたい」という視線、気持ち。
そういった自分に向けられるあらゆる負の視線を、ファティマの手、瞳がはね返してくれるのです。
私は無宗教ですが、この「邪視」と身を守ってくれる「ファティマの手」の思想は腑に落ちて気に入っています。
なぜそんな話を?
ひとみちゃん自身が、「ファティマの手」に見えてきたのでふと思い出しました。
大きな瞳で邪視を払い、降りかかる不幸は彼女の鋭い歯によって打ち砕かれる。
そんな、ちょっとスピリチュアルな思想をこの子に見いだしたのです。
インドで買った「ファティマの手」を持つひとみちゃん。