これを受け5州は即日、同性カップルへの婚姻証明書の発給を開始。さらに他の6州にも一連の控訴裁判決が適用される。これにより、全米50州のうち30州と首都ワシントンで同性婚が認められることになる。
同性婚推進派は「驚くべき勝利だ」と決定を歓迎。市民団体「全米市民自由連合(ACLU)」は「同性婚を支持した下級審の決定に満足しているとの最高裁の明白なメッセージだ」と述べた。
最高裁は今回、同性婚を禁じる州当局の措置が憲法に抵触するかどうかをめぐり、独自に判断を下すことを回避した。ただ、同性婚を容認する州がさらに増えれば、最高裁はいずれかの時点で実質審議を行い、全米に適用すべき統一見解を示すと予測する向きもある。