初めての顕微受精、移植から12日後、判定日でした。

私はたぶんフライング検査もしてましたが

うっすら陽性反応を家で見ていたので、そこまでどきどきしないかな、と

思っていたら、そんなことはなく、市販では見たことのない形状の検査薬に

なんかドキドキして、結果きくのが怖かったです。

 

最初は看護室に呼ばれて採血と尿検査、

45分ほど待って、診察室に入ると院長が

「出た!」とバシンと私の目の前に検査薬を机に打ち付けてきました。

心なしか楽しそう。院長も喜んでくれたのかと、私も嬉しくなりました。

その時に採血の結果表ももらいました。と、そのときに「HCGがちょっと低いんよなあ」と院長。

当時の私はHCGの基準値を知らず、「ちょっと低い」くらいなら、とあまり気にしていませんでした。

今見ると、相当低い。基準値の1/10です。

「まだ気は抜けんけど、とりあえずおめでとう、一週間後に来て!」とその日はそれで終わりました。

 

1週間後、また採血して、45分ほど待って診察室。

院長が「やっぱり、低すぎる、成長が遅すぎる。でも、もう一週間待とう。

来週数値が上がってなかったら、あきらめたほうがいい」と。

さすがにその時は、私もネットでHCG基準値を調べており、

今の値がどれだけ低いかわかっていました。4000あってもいいころなのに、400とかだったんで。。。

でも数値は増えてる、この卵ちゃんは成長してる、と思うと

リセットなんで考えられないと思っていました。

 

一週間後、だめなのかなと思って来院したら、数値はまた微妙に増えて、どうも心拍が取れてる!とかで

またさらに一週間後と延期になりました。

一度捨てた希望がまた戻ってきた!絶対いける!と思ったのもつかの間

翌週に胎嚢は見えず、HCGも1000に満たず、「これはあかん。リセットや。いつにする?」と言われ

結局その日に行うことに。

何も用意していなかったので、主人にいろいろ持ってきてもらい、メイクを落とし、アクセサリーを外し

パジャマに着替えて午後半日入院。

麻酔が切れたら終わっていました。目覚めとともに涙が止まらず、

主人が慰めてもくれず、すごく孤独を感じていました。

主人は何が何だかわかんなかったと思います。

毎週私の口から様子を聞くだけで、おなかの赤ちゃんの成長が遅くてダメかも、

って言われても、男性はやっぱりわかりにくいんでしょうね。

もともと口がうまいほうでもないので、気の利いた言葉をかけるタイプではありません。

優しい人だけど、こういう時はちょっと損なのかもしれないです。

 

この数週間、私はたまひよに登録し、病院からもらった受精卵の写真を眺め、

どこの病院で産もうかなと考えてみたり、すごく楽しくて、

ソウハ手術を行ったあとは、ちょっと放心して、またすぐ治療を再開という風には思えませんでした。

ちょうど仕事の忙しくなりかけていて、出張など妊活のために控えていた引け目もあり

どんどん仕事の予定を入れて年始から7月初旬まで半年以上妊活を休んでしまいました。

 

良く、周囲の人が「妊活やめたとたん妊娠するって言うじゃん!」と言われていたので

それを鵜呑みにしていたところもあります。

夫婦生活は積極的に行うようにしてました。

が、半年間,生理が遅れることもなく、、、自分の妊娠力の無さを痛感して

7月にまたクリニックに戻ることにしました。