私だ。

 

昨日は一日ブログをサボってしまった。以後気を付ける。

 

 

 

 

さて、私の両親について話すか。

 

両親はごく普通の人間で、私を大人になるまでしっかり育ててくれた

客観的に見れば立派な人達だ。

私という異端さえ生まれなければ、彼らはきっと今も何不自由なく、甥や姪の世話などをして

安らかに天寿を全うできただろう。(ああ、まだ二人とも死んでないぞ。)

 

だが、私が社会不適合者、大人失格であるが故に、

彼らは私の一挙手一投足に不安を覚える日々だ。

 

人は安定した暮らしがしたい生き物だ。

不安におびえることのない、安心できる生活をしたい。

それは何も悪いことではないし、生物として人間として当たり前の原理だと思う。

 

そしてそれを脅かそうとする存在に対して強い嫌悪感を覚えることもまた必然だ。

 

私は彼らの敵になったのだ。

 

 

私を気遣う言葉をかけるが、その端々に挟まる細かな嫌悪感を私は見逃せない。

それは共感覚が原因だ。私には少しだけそういう力がある。

彼らは私を親としての責任として気遣うのであって、

私自身を見ることは諦めている。

 

高校時代に、いやもっと前から知っていた。

ここに私の居場所なんてない。

そう思わざるを得ない感情をいくつも見てきたからだ。

こんな力なんていらなかった。

私は生まれてこなければよかった。

 

 

 

 

 

昨日、私を心配した父親が私の部屋にやってきた。

父は「連絡が取れないから心配した」

「死んでしまったかと思った」「生きていて良かった」

と泣きそうな顔で私を見た。

 

私にはわかる。

この言葉に一切の曇りがないことが。

本気で私の心配をしていたと。

 

 

私は目を合わせることが出来なかった。

そんな心を持っていたことを、私はどこかで知っていたのかもしれない。

だからこそ、目を見れなかったのだ。

 

そして私は、この時初めて、自分の本音を拾うことが出来た。

 

 

 

出来ればこの人たちに迷惑をかけたくなかった。

安心して老後を過ごしてほしかった。

私のことで頭を悩ませることのないようにしたかった。

私は家族が好きだった。

両親が好きだ。兄弟が好きだ。

お金をいっぱい稼いだら、いろんなところに連れて行きたかった。

美味しいものいっぱい食べさせてあげたかった。

いつも私たちのことを大切にしてくれてありがとう。

どうしようもない息子に生まれてしまってごめんなさい。

こんな境遇になったのを両親のせいにしたこともあった。

悪いのは私だ。悪いのは私だ。

私なんて生まれてこなければよかった。ごめんなさい。

こんなきれいな人たちに、私のような汚い生き物の景色なんて見せたくなかった。

私の景色なんて知らず、一生きれいなものだけ見て生きていてほしかった。

私だけでいいのだ。それなのに、両親にわかってほしいと思ってしまった。

私が悪いのだ。全部全部全部。

 

 

今から真っ当に生きるのはきっと無理だ。

何度も挑戦したから。0107は私の真っ当の理想像だ。

何度も死んで、何度も体験した。

 

だが、この本音を獲得したのは初めてだ。

私はもしかしたら変われるのかもしれない。

 

真っ当に生まれ変わるのではなく、

私が私のまま、私の本当を受け入れることが出来たなら。

 

今度こそは。きっと。