バカ息子 ~『記念に東京タワーで写真でも撮ってこい』~
さて、今回は 『背中に入れ墨を入れた臨床心理士 聖徳太一』 のお話しでも書いてみますか。
今回のお話しは、主人公が外に出かけている時にある男から声をかけられるところから始まるんだ。
その男は 「全身に筋肉の鎧をまとった」 という表現がぴったりの大男で、
「そこのアンタ、ちょっと時間あるかい?」 そんなふうに突然話しかけてくるところから始まるんだけどさ、
その大男を見た通行人が、彼の事を見ながら言うんだ。
「おい アレ、プロレスラーの大門幸一だぜ」
「ホントだ!アイツ怪我してからスランプに陥ったって聞いてたけど、一体どうしてるんだろうな?」 そんな通行人の声を聞きながら、大門は
「立ち話しもなんだし、少し歩こうか?」 そう言ってね。
「アンタにも聞こえてただろうが、ケガをして以来めっきりスランプでな、オフクロもいい歳だから田舎に帰ろうと思ってよ、
そしたら 『記念に東京タワーで写真でも撮ってこい』 って言われてな。」
道中、そんな話しをしながらわざわざ階段を登った二人は展望台に着くと、
さっそく持ってきた使い捨てカメラで写真を撮ってね、大門は
「この後もう少し時間があるかい?
お礼と言っちゃあなんだが、メシでもオゴらせてくれよ」 そういってさ、太一は一緒に近所のメシ屋に入って行ったんだ。
~つづく~
今回のお話しは、主人公が外に出かけている時にある男から声をかけられるところから始まるんだ。
その男は 「全身に筋肉の鎧をまとった」 という表現がぴったりの大男で、
「そこのアンタ、ちょっと時間あるかい?」 そんなふうに突然話しかけてくるところから始まるんだけどさ、
その大男を見た通行人が、彼の事を見ながら言うんだ。
「おい アレ、プロレスラーの大門幸一だぜ」
「ホントだ!アイツ怪我してからスランプに陥ったって聞いてたけど、一体どうしてるんだろうな?」 そんな通行人の声を聞きながら、大門は
「立ち話しもなんだし、少し歩こうか?」 そう言ってね。
「アンタにも聞こえてただろうが、ケガをして以来めっきりスランプでな、オフクロもいい歳だから田舎に帰ろうと思ってよ、
そしたら 『記念に東京タワーで写真でも撮ってこい』 って言われてな。」
道中、そんな話しをしながらわざわざ階段を登った二人は展望台に着くと、
さっそく持ってきた使い捨てカメラで写真を撮ってね、大門は
「この後もう少し時間があるかい?
お礼と言っちゃあなんだが、メシでもオゴらせてくれよ」 そういってさ、太一は一緒に近所のメシ屋に入って行ったんだ。
~つづく~