たった一つの事 ~その2~
「もしかして、俺がメリーゴーランドに連れていってくれるなんて思ったりしてないよな?」 そんな高校生の質問に、女の子は言葉で答えるかわりに
その不安げな瞳に涙を溢れさせながら俯いてしまったんだ・・・
もうね、それを見てその高校生はものすごくゲンナリしたんだけど
「こんな小さな女の子を放り出したら寝覚めが悪いだろうなぁ」 って、呟くと腹をくくってメリーゴーランドまで連れていく事を約束してくれるんだ。
そうして街を歩いていると、その女の子 『亜矢』 ちゃんがどこかのお店のショーウインドーを覗き込んでいて、主人公がその先を見ると彼女くらいの女の子用の子供服が売られていてさ、
入院服のまんまじゃあ可哀相だと思った主人公は、彼女にその服をプレゼントしてあげようと思ったんだ。
ただ、彼はまとまったお金を持ってなかったから店員さんに 「今、お金を持っていないんで後から払いに来るって事でお願い出来ませんか?」 そう言うと・・・
奥から店長さんが出て来て 「そんな事を言ったら殴られるよキミ」 と言ったんだけど、
主人公は 「殴られて済むんならいくらでも殴られますけど」 なんて言っちゃってさ、
店長さんは大声で笑うと
「じゃあ私のパンチを受けて立っていられたら代金はチャラにしてやろう」 と言って主人公を殴るんだ。
~続く~
その不安げな瞳に涙を溢れさせながら俯いてしまったんだ・・・
もうね、それを見てその高校生はものすごくゲンナリしたんだけど
「こんな小さな女の子を放り出したら寝覚めが悪いだろうなぁ」 って、呟くと腹をくくってメリーゴーランドまで連れていく事を約束してくれるんだ。
そうして街を歩いていると、その女の子 『亜矢』 ちゃんがどこかのお店のショーウインドーを覗き込んでいて、主人公がその先を見ると彼女くらいの女の子用の子供服が売られていてさ、
入院服のまんまじゃあ可哀相だと思った主人公は、彼女にその服をプレゼントしてあげようと思ったんだ。
ただ、彼はまとまったお金を持ってなかったから店員さんに 「今、お金を持っていないんで後から払いに来るって事でお願い出来ませんか?」 そう言うと・・・
奥から店長さんが出て来て 「そんな事を言ったら殴られるよキミ」 と言ったんだけど、
主人公は 「殴られて済むんならいくらでも殴られますけど」 なんて言っちゃってさ、
店長さんは大声で笑うと
「じゃあ私のパンチを受けて立っていられたら代金はチャラにしてやろう」 と言って主人公を殴るんだ。
~続く~